2022年9月30日金曜日

【インターン】ウガンダ渡航記8日目!!_「布ナプキン事業」スタートアップの資機材購入(2022年8月13日)

 【8月13日】

今日は「布ナプキン事業」スタートの準備の日です!
日記の前に、プロジェクトについて軽く説明をさせていただきます。詳しい説明は下記の「Readyforプロジェクトページ」のリンクからご覧いただけますので、よろしければぜひご確認ください。

「布ナプキン事業」について…(Readyforプロジェクトページより抜粋)

高校時代からの活動を展開していきたいという私たちの想いを汲み取ったGlobal Bridge Network代表の大西さんが、ウガンダのスラム地域で活動するデイジーという女性(Visionary Lady Foundation(VLF)代表)とのコラボ企画を私たちの挑戦の場として提供してくださり、このプロジェクトはスタートしました。デイジーは、ウガンダのスラム地域の学校で、月経にまつわる課題の解消に努めています。

そして、スラム地域に位置するナグル初等学校は、VLFのデイジーと共に”MHM(月経時の衛生管理)クラブ”を設立し、月経にまつわる課題に取り組んでいます。MHMでは、月経に関する知識や衛生管理に関するワークショップが行われてきましたが、ミシンや糸などの材料がないために布ナプキン制作のトレーニングを実施できず、いまだ古布を代替している女子生徒が大半いるという状況です。

そこで、VLFがスラムの女性グループとMHMクラブに所属する女子生徒の両方を対象とした布ナプキン作製トレーニングの実施と、布ナプキンの作製をできるよう、私たちが環境づくりのサポートを行います。


今日はプロジェクト代表のデイジーと一緒にスラムの小学校に寄贈するミシンや布ナプキンの材料、そして道具を買いに行きます!


買い物ということで、お店が多く集まるタウンに向かうのですが、交通量があまりにも多くて車の真横をバイクがどんどん追い抜いていきます。窓を開けて外の様子を見ていると、デイジーに「外から手を突っ込んで物を盗まれる危険があるから、窓を閉めておいたほうがいいわよ」と言われて、自分は今海外にいるんだと改めて感じました😅

最初に向かったのはミシンのお店です。1つの建物にいろいろなお店がある、日本でいうショッピングモールのような場所に行きました!


デイジーにあらかじめ購入するミシンの目星はつけていると聞いたので、すぐ購入して次の買い物に向かうものと思っていたのですが、マシーンの点検にとんでもなく長い時間がかかって、ミシンを買い終えるころには3時間が経っていました😱しかし、点検したおかげで私たちも生まれて初めての足踏み式ミシンを体験できたので良かったです😊見ている分には簡単そうに見えるのですが、実際にやってみるとすごく難しかったです💦ペダルが重いので動かすことに集中してしまって、肝心の縫う作業に意識が向かないんです(笑)自分でやってみて、上手にできるまでは特訓が必要だなと感じました。

そうそう、ミシンを購入した建物のトイレがなんと有料だったんです!値段は日本円で言うと10円くらいで、お金を出すとトイレットペーパーをくれて、それをもってトイレに行くスタイルみたいです。さらに驚いたのは、トイレが男女共同だったことです。男女一緒のトイレはウガンダでも初めての経験でした…トイレにお金がかかることといい、男女一緒のトイレといい、まさに異文化に触れた瞬間でした。


ミシンやその他の道具を購入したあとは、布を買いに行きました。どんな柄がいいかみんなで吟味していると、いきなり雨が!😮土砂降りです。お店のおばさんに「あそこの屋根がある建物まで走って!!」と言われて、近くの建物に逃げこんで雨宿りです。ただ雨宿りをしていても暇なので、その建物の中にある手芸用品のお店で糸や針などを購入することに。



しばらくすると、雨が止んだので布を買いに戻りました。

途中で急な雨に見舞われるなどハプニングはあったものの、無事に買い出しは終了です~!





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2022年9月27日火曜日

【女の子の教育環境改善】2022年8月マンスリーレポート「GBNの事業地視察および保健省、教育・スポーツ省を表敬訪問」

 

教育・スポーツ省でのIsmael博士との会合

<活動状況>

1.   JICA事業対象校の視察訪問

2.   ワキソ県ナンサナ市を訪問

3.   ブタンバラ県政府本部訪問

4.   首都カンパラの保健省、教育・スポーツ省を表敬訪問

5.   Happy-Padプロモーションセンターの視察訪問

6.   女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

7.   ブタンバラ県にてテーラーを選抜

8.   ブタンバラ県のコミュニティラジオ局を視察訪問

 

1.   事業対象校の視察訪問

GBNチームが730日にウガンダに到着し、活動予定などの調整のためSORAK事務所でミーティングを持った。

l  ムベンデ県では対象校6校に加え、Lush Japanの助成を受け実施していた前事業対象校2校を訪問した。(81日、82日)

l  ワキソ県では対象校4校を訪問した。(85日)

l  ブタンバラ県では対象校全10校を訪問した。(88日、89日)


ムベンデ県

ワキソ県

ブタンバラ県


2.   ワキソ県ナンサナ市を訪問

GBNSORAKチームはナンサナ市議会の市教育長であるルワンガ氏と会合を持った。この会合の主な目的は教育長から事業に対するフィードバックを受けること、及び対象校4校を視察訪問することを事前に知らせることであった。


3. ブタンバラ県政府本部訪問

88日、GBNVOTUは県の政府本部を訪問し、県教育長、県最高責任者、県内保安長、県駐在コミッショナーと事業の効果について議論した。


4. 首都カンパラの教育・スポーツ省を訪問

811日にSORAKVOTUGBNのメンバーとJICAウガンダ事務所から同行していただいた企画調査員の方と共に、保健省にて生殖と子どもの健康部門の主任官であるRobert Mutumba博士と会合を持った。会合では活動内容や事業実施パートナー団体を紹介し、更にベースライン調査、月経衛生管理ブックレット、トレーニング手引きなどのプロジェクト資料に関する助言を頂いた。

また、同日に初等教育・中等教育の代表者Ismail Mulindwa博士とも教育・スポーツ省で会合を持ち、同様に活動内容・事業実施パートナー団体を紹介し、プロジェクト資料に関する助言を頂いた。


5. Happy-padプロモーションセンターの視察訪問

810日にGBNチーム、2名のインターン生、SORAK代表、ワキソ県のプロジェクトオフィサーはKatalemwa Secondary Schoolにあるプロモーションセンターを訪問した。センターの研修生をはじめ、学校の教頭、トレーナー、スタッフが歓迎してくれた。訪問の主な目的はトレーナー、研修生、スタッフや学校から事業の進捗状況に関するフィードバックを得ることに加え事業の今後の方向性について議論することであった。

 

プロモーションセンターで提案された改善点

·        学校の生徒対象のトレーニングの実施ではなく販売用ナプキンの製作により注力していくべきである。

·        生産プロセスを先導し、品質を保証するためはプロのトレーナーを雇うべきである。

·        センターでの業務を生産、マーケティング、トレーニングの3つに区分すべきである。

·        購入した全ての家具は常時センター内に置いておくべきである。

·        16本購入したハサミのうち、4本を除いてセンターに保管されていないことを踏まえて、センター内で使用する道具の記録を全て残しておくべきである。

·        月ごとに生産する布ナプキンの目標数、またその販売枚数、推定売上高を明確に設定するべきである。

·        布ナプキンの継続的な啓発、宣伝活動、センターでのトレーニングの提供が必要である。

 

上記で出た改善点を元に915日現在までに以下を実行した。

1     優れたテーラーであるNakato Mulongo氏を採用した。

2     プロモーションセンターはマネージメントを担当するMeble Nakalembe氏が直接運営する。

3     販売用ナプキンの生産を取り組み目標として再設定し、毎月140枚の布ナプキンを生産することにした。

4     業界での経験が長い新しいテーラーが様々な人と連絡を取る中で、プロモーションセンターがより多くの人に認知されるようになってきた。

 

200個の布ナプキンが完成し、包装用のポーチを同数生産した後、9月までに販売を開始する。

外部からトレーニングを受けに来た人数: 10

- 女性: 6

- 男性: 4

8月の記録では合計で51人がプロモーションセンターを訪問し、トレーニングへの興味を示した。

 


6. 女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

月経時の衛生管理、女子生徒の教育、生理用布ナプキンに関するラジオスポットメッセージを以下のように放送した。

• ムベンデ県:Luna FM 1 6回 )

• ワキソ県: Voice Kiryagonja 1 2回)

• ブタンバラ県:Voice of ButendVoice of Kikambwe(毎日繰り返しで 1011回)

 

7. ブタンバラ県にてテーラーを選抜

対象校10校のうち4校がテーラー候補となりうる地域住民或いは教員の名前を8月12日までに提出した。候補者は皆、生徒達にナプキン作りを指導する活動への参加に同意してくれた。残りの6校は学校の活動が再開する9月の2週目までに候補者の名前を提出予定である。また、ナプキン作りのトレーニングの開始も9月の2週目を予定している。

 

8. ブタンバラ県のコミュニティラジオ局を訪問

コミュニティラジオの一つである「Voice of Butende」を訪問し、GBNの代表及びVOTUのチームリーダーが事業の活動内容に関して5分間のトークを放送した。

 

 

<事業による効果的な影響およびもたらした変化>

·        教員や保護者からは事業へ感謝として積極的に活動に参加する姿が見られた。

·        ブタンバラ県では対象校10校のうち5校が月経衛生管理トレーニングを計画通りに進められていた。

·        GBNチームはブタンバラ県の対象校全10校を視察訪問することができた。

·        洗面所などの学校施設の衛生状況が改善していた。

·        男子生徒たちが女子生徒に協力的になってきていた。

·        ムベンデ県、ワキソ県では対象校の校長がGBNSORAKを歓迎し、事業がもたらした変化などについての情報を快く共有してくれた。

 

<直面した問題>

·        視察した洗面所の中には壁の高さが女子のプライバシーを守るのに十分でないにもかかわらず、屋根が付いていないものが多数見受けられた。(ブタンバラ県)

·        事業の影響は明らかであったが、月経衛生管理クラブと教員は更に意識を高めていく必要がある。

·        Kiyita初等学校をはじめ資金不足ゆえに施設の整備が完了していない学校もあったが、学校が再開し次第完成することを約束してくれた。(ムベンデ県)

 

<教訓>

·        アイディアを出し合い、可能な範囲で自ら問題解決していくよう奨励することが重要である。

·        保健省、教育・スポーツ省の関係者が助言してくれたように、活動の実施に当たっては国のガイドラインに従う必要がある。

·        学生により活動に参加してもらうためにはモチベーションを高める戦略が必要である。




過去の報告書一覧はこちらです↓↓
「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業」事業報告書一覧


※本プロジェクトはJICAの草の根協力支援型として実施しています。


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2022年9月24日土曜日

【インターン】ウガンダ渡航記6、7日目!!_カンパラ市内観光(2022年8月11&12日)

 8月11日と12日は、GBNの麻衣子さん、美保さんと現地のプロジェクトメンバーが共にJICAや政府機関などの大きな機関へ表敬訪問に行ってしまい、私たち2人はお仕事が無い日だったりしたので、私たちにとっては観光dayとなりました!ですので、今回のブログは二日続けてお送りします🎶


【8月11日】

今日のプランは1日カフェでまったりデーです☕

とっても雰囲気のいいカフェでブラウニー(バニラアイストッピング←これ重要⚠️)が超絶おいしかったです😍お店の庭にお猿さんが遊びに来ていて自然を感じました🐒



ウガンダは横断歩道なるものが無く、道路を渡るときは自分でタイミングを見計らって渡る必要があるのですが、交通量の多い道路を自分たちだけで横断するのは至難の業で、今日は現地の人に頼んで先導してもらいながらなんとか渡り切りました💦その人曰く、コツは走らない事だそうで、次からはその言葉を参考に自分たちだけで渡るチャレンジをしてみようと思います(笑)

【8月12日】

今日は待ちに待ったフライデーマーケットに行く日です!!麻衣子さんの現地の友人であり、マーケットに詳しいシルビアが連れてきてくれました🥰マーケットはずらっとお店が並んでいて、各お店で様々な商品が売られています。

さっそくかわいいビーズアクセサリーを見つけたので買おうとすると、シルビアに「似たような商品が色んなお店で売られてるから、全てのお店を見て一番気に入ったもの、もしくは値段が安いものを買うのが得策よ!」と教えてもらいました。

一つ一つのお店をじっくり回って気に入った商品があると、お店の人に声をかけて必ず値段交渉をするんです!最初はドキドキしていましたが、段々慣れてきて最後の方には値段交渉もお手の物です😂気に入ったものを安く手に入れることができてとっても充実した日でした!!!やっぱり買い物は楽しいですね🎶

お店にはちょくちょく赤ちゃんもいて、とっても癒されました💖

今日の夜ご飯は、韓国料理×和食屋さんの「MISO」にいきました!私は、親子丼、麻衣子さんは和食のお弁当、りおはジャジャン麺という韓国料理をいただきました💖写真は撮り忘れました…💦

日本で食べる料理ほどの感動ではなかったものの、久しぶりの慣れ親しんだ味にほっこりしました🌞シルビアと娘ちゃん2人も一緒に食べたのですが、寿司(海苔巻き)を解体して食べていて面白かったです😂「箸の使い方難しいよ~」と苦戦していました。

食べ終わった後は、MISOのウサギたちと触れ合いました🐰





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【インターン】ウガンダ渡航記5日目!!_Happy-Padプロモーションセンター視察(2022年8月10日)

 【8月10日】

今日はワキソ県にあるHappy-Padプロモーションセンター視察の日です!


このプロモーションセンターは現地協力団体のSORAKが運営しています。(くわしくはこちらのブログをご覧ください。)布ナプキン作りのレクチャーを受けることができて、地域住民が気軽にアクセスできる場所として設置されました。












ちなみにセンターは学校の一室を借りているのですが、景色がとてもきれいなんです✨

センターには、学校の先生・常駐しているスタッフ、そしてレクチャーを受けに来ている地域住民が何人かいましたが、誰がスタッフかよくわからず…💦(笑)お互いに自己紹介を済ませて、さっそくセンターの現状について説明を受けました。

本来、センターは布ナプキンに興味を持った地域住民が気軽にアクセスできる場所として設置されています。そのため、学校の生徒へのレクチャーではなく、一般の人に向けた広報に力を入れていると思っていました。しかし、話を聞くと、学校の生徒へのレクチャーは行っていますが、周辺住民へのチラシ配布等は行っていない状況であることがわかりました。

スタッフ曰く、学校の生徒にまず布ナプキン作りを教えることで、センターの存在が生徒の親、そして親の友人へと広まっていくのではと考えているそうです。たしかに、その効果もあるのかもしれませんが、本来の目的とは少しずれているなと感じました。GBNとしても、本来の目的に沿った形で広報活動をしてほしいと伝えていました。

次に、布ナプキンのクオリティについてです。センターで作っているものの完成品を見せてもらったのですが、縫い方が雑でほつれていたり、左右非対称でガタガタだったりと、お世辞にも質がいいとは言えないものでした😅 みほさんが、まずは縫い方を習得して、きれいに縫えるようになってから布ナプキンを作り始めるようスタッフを指導していました。材料もタダではありません。貴重な材料を無駄にしないためにも、まずは技術を習得する必要があることを学びました。














次は、備品のチェックです。備品リストを見ながら、購入した備品がそろっているかどうか、正しく使われているかを確認します。椅子や机、はさみなど1つ1つ順番に確認していくのですが、なんとびっくり!一部の備品がセンターにありません…💦椅子はどこかと尋ねると、遠いところからわざわざ運んできました。はさみも購入した数よりも少ない数しか無くて、残りはトレーニングの受講者が独自に保管しているそうです。使われていない様子だったPCとスクリーンの引き揚げをまいこさんがSORAKスタッフに言い渡すと、落ち込んでいるようでした(笑)。しかし、時には厳しく対応しなければまた同じ事態が繰り返されるのだろうなと思いました。


限られた予算の中で、必要だから購入しているはずの備品ですが、大切に、かつ適切に使われていないこともあるのだと知って驚きましたし、同時に定期的に備品のチェックを行う必要があるなとも思いました。










今日のセンターのモニタリングは、マネジメントの重要性を感じる点が多く、とても勉強になりました!上記で挙げたような問題点に関して、GBNのお二人から学んだことをしっかりと記憶しておいて、今後に活かしたいと思います!










視察の帰りはレストランに寄ってお昼ご飯を食べました!こっちのガソリンスタンドにはだいたいレストランとコンビニのようなショップが隣接しているんです~ちょっとしたことですが、そういうところも日本と違っていて面白いです😊







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2022年9月21日水曜日

【インターン】ウガンダ渡航記4日目!!_ブタンバラ県視察③(2022年8月9日)

【8月9日】

今日はなんと私の相棒まきみゆうの誕生日です🎂
19歳初日をウガンダで迎えるなんてびっくりです~(笑)


本日も学校視察気合い入れていきますよ~!!

この2日間たくさんの学校をまわっていくつか気づいたことがあるんですが、こっちの学校では誰かが意見を述べると拍手したりみんなで「Good!」って言い合ったりするんです。すごくいい習慣ですよね。日本の学校でもこういう習慣があれば、誰もが自分の意見を言いやすくなったり話し合いがもっと良い雰囲気で行えたりするのにな~と思います。


学校の視察の中では、毎回トイレの状況などを確認します。初日の学校視察では、お手洗いを学校のトイレで済ませることには若干の抵抗感がありました。しかし、二日目となれば慣れたものです!(笑)

穴があるだけのトイレなので、落ち着くとか不安が無くなったというわけではないのですが、受け入れられるようになってきました。私たちが重点的に学んでいる生理にまつわる課題には、トイレの環境なども重要な役割を果たしています。実際に目で見て、体験して、「どこのトイレにもごみ箱がないけど、どうしているんだろう」などの疑問に出会うことができました。実際にこの疑問を質問できたのは、私たちインターンのプロジェクト内でした。その子は、「高いから紙製のナプキンは買えないの。布切れを代わりにしたりして、家で交換するの」と教えてくれました。(詳しくは、8月16日のブログで確認してみてください🌟)布ナプキンが、現地の女の子にとってどんな使われ方をしていくのか、鮮明に想像できる学びの機会となりました!!

さらに、どの学校も課題としてあげていたのが水の問題です。水が不足していると、子どもたちの衛生状態を清潔に保つことができず、病気を引き起こす原因にもなりかねません。今後はその問題に対する解決策を考えていく必要があることが明らかとなりました。

GBNのプロジェクトは、あくまで活動を展開するのは現地の対象校というスタンスをとっているため、訪問する学校によって状況は様々でした。自主的に意見箱を置いている学校があったり、GBNのプロジェクトについてのポスター(月経に関する学びを啓発するようなものなど)を掲示している学校があったりする自発的な学校もある一方で、GBNが普及したマニュアルをやっているといいつつも、課題が解決に向かうための環境に変化しているのだろうか?と感じる場面・学校もありました。どんな背景や意識の違いでこの違いは生まれているのでしょうか。先生の課題に対する問題意識でしょうか。子供たちの、変わりたいという気持ちの強さでしょうか。まだ私にはこの答えは見つけられていませんが、今後も考えていきたいと思います!

  


そんなこんなで対象校10校すべての視察が終了しました!!
疲れてヘロヘロな私たちにVOTUのみなさんがまたお昼ご飯をご馳走してくれるみたいです!!今日のローカルフードも安定のおいしさ!フルーツもとっても甘くて本当に最高です。

そしてなんと!サプライズでバースデーケーキまで準備してくれていました!!!
バースデーソングに、オリジナルTシャツまでプレゼントしてくれて幸せいっぱいの日でした💖

  






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【インターン】ウガンダ渡航記3日目!!_ ブタンバラ県視察②(2022年8月8日)

 【8月8日】

今日の朝はなんとニワトリの鳴き声で目覚めました😅ニワトリってちゃんとはっきり「コケコッコー」って言うんですね。こんな体験は初めてです(笑)
こっちに来てから、道端でよくヤギやニワトリを見かけます。牛も普通に家の庭にいたりしてびっくりしたのですが、現地の人に理由を聞くと、ミルク兼お肉としてそうした動物たちを家庭で飼うことが多いとのことでした。日本ではヤギのお肉は食べないの?と聞かれたのですが、 食べる地域もあるけどそんなに一般的じゃないよと答えたら「え〜美味しいのに〜」と残念がっていました😂私からしたら牛やヤギ・ニワトリを間近で見られるのは珍しいし、動物園みたいで楽しくて動物を見る度に興奮してたんですが、現地の人からみたらそれが不思議だったみたいでいちいちはしゃぐ私に呆れていました🤣ライフスタイルの違いを感じた場面でした。













 






本日のプランはGBNの活動の1つ「生理で学校に行けなくなる女の子の教育環境改善事業」対象校の視察(@ブタンバラ県)です!そちらの活動についてはこちらのブログで詳しく紹介してますのでぜひご覧下さい!

ブタンバラ県での活動はVOTUという現地団体と協働していて、今回の視察は団体の方々が引率してくれました。学校訪問の前に、活動の対象地域であるブタンバラ県のお偉い方々とミーティングをしました。地域で影響力のある人とのミーティングということもあり、緊張感のある中で話し合いが行われました。まず、GBNがどういう経緯でこの活動に取り組んでいるのか、目指しているところがどこなのかということや、現在取り組んでいる活動の状況や問題点などを伝えました。お互いに問題意識を共有し合い、今後の活動について日々パワーアップしていきつつ頑張りますというところで話が終結しました。

どのミーティングも同じような流れで進みましたが、どの方にも共通していたのは熱心に話を聞いてくださったこと、生理で学校に行けない女の子の状況は解決すべき問題だと真摯に問題を捉えてくれていたことです。現場を直接見る機会は少ない方々に、現場の状況を詳しく伝えることが出来たうえに、GBNの認知にも繋がる有意義な時間だったと感じました。



さて、いよいよメインイベントの小学校視察のスタートです!子どもたちとの交流はもちろんのこと、校舎や教室がどんな感じなのか見られるのが楽しみで、ワクワクでいっぱいでした!!学校を訪問するとすぐに子ども達が手を振りながら歓迎してくれました👋🏽💞

外国人は珍しいようで、子どもたちはみんな私たちに興味津々です!(笑)現地の言葉で外国人は「ムズング」というのですが、目をキラキラさせながら「ムズング!ムズング!」と言い寄ってきました(笑)ちなみに、学校を去るときもみんな盛大にお見送りしてくれて、気分はワールドスターです😎🌟

 

学校を訪問するとまず最初に校長先生とお話します。その後先生も混ざって、学校の現状について詳しく話を聞いたり、今ある問題点や今後どうしていくかについてみんなで話し合います。

その後、校内を回って設備が整っているかを確認します。例えば、トイレを見て、屋根はあるか・男女で別れているか・綺麗に保たれているかなどをチェックします。一部の学校では、更衣室が設けられていて、女の子たちがナプキンを付け替えたり、下着などを洗ったりする場所がありました。日本と違ってトイレといっても穴が空いているだけのもので、使用済みのナプキンを捨てるゴミ箱も無いですし、そもそもナプキンの代わりに古布などを使用している子も多いため、ナプキンを交換したり、使用済みの布を洗ったりする場所が必要なのだなと、実感することが出来ました。

校内の設備チェックが終わったら続いて、MHMクラブメンバーたちに話を聞きます。(MHMというのは"Menstrual Hygiene Management"の略で、月経衛生管理という意味です。このクラブを中心に学校での月経衛生管理活動を進めます。)

クラブメンバーには、支援の前後で変わったこと、活動の中で学んだこと、今抱えている課題など色々なことを質問しました。特に印象的だったのは、男の子も積極的に意見を発表していたことです。「女の子に生理が来て服に血が付いているのを見つけたら、からかうのではなくすぐに先生を呼んできて対応します!」とクラブ活動で学んだことをはっきりと明確に答えていて、学びが身になっているのだなと感心しました😳

今日は早朝に宿を出て、小学校5校を回ったのですが、最後の学校を出るころにはちょうど夕日がきれいでした🌇

なかなかにハードなスケジュールで体力ゲージはすでにゼロですが、しっかり睡眠をとって体力回復して明日に備えます🔥




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2022年9月18日日曜日

【インターン】ウガンダ渡航記2日目!! _ブタンバラ県視察①(2022年8月7日)

【8月7日】

今日はカンパラからブタンバラ県に移動して、GBNの現地協力団体であるVOTUのオフィスを訪問しました。スタッフのみなさんや子どもたちと交流して、お昼ご飯にはローカルフードまで振る舞ってくれました🥰はじめて食べるローカルフードにドキドキでしたが、どの料理も全部おいしかったです!!!現地の人たちは食べる量がとっても多くてびっくり!子どもたちも大人も山盛りをぺろりと平らげます(笑)

お昼ご飯を食べた後は年の近い女の子たちとガールズトークタイム💖
お互いの学校生活や、ライフスタイル、好きな食べ物や、趣味についてたくさん話しました!私たちの携帯の写真を見て、高校の制服やラーメンに興味深々でした!!
現地の子たちは歌ったり踊ったりするのが大好きで、みんな踊りが本当に上手なんです✨慣れないながらも私たちも一緒に歌って踊って楽しいひと時を過ごしました~。

直接ウガンダの学生とじっくり関わる初めての機会だったのですが、とにかくびっくりするようなことがたくさんありました…!現地の子たちが、私たちの髪の毛を触って大興奮!ずーっと髪の毛を触られていました(笑)なぜそんなに私たちの髪の毛が面白いのかというと、ほとんどの子に黒人の方特有の天然パーマがかかっていて、髪質が固めの人が多いから物珍しいのだそうです。髪質ひとつとっても文化の違いが表れるのだと驚きました。



また、先ほども少しお話したように、本当にみんなダンスが上手でした。GBNのプロジェクトの一環として、協働先のVOTUが学生と協働して、Happy Padの歌を作ってくれていて、そのダンスを披露してくれたのですが、腰遣いもノリ方も、とってもアフリカン!
ダンス未経験の私には、到底真似できない動きでした😲



地域の方も交流の場に参加してくださっていたのですが、その中に、HIVに感染されている家庭から産まれた男の子がいました。彼は、足に障害があるものの、元気に私たちにスピーチをしてくれました。HIVの影響がこのように出るのだという現実を目の当たりにしてショックを受けるとともに、そういった課題と対面した初めての経験として私の学びに繋がった感触があります。
他にも、学校に行くのに距離があって時間がかかるうえに、朝ご飯をつくるための水を汲みにいくのにも時間がかかるから、朝ご飯が食べられないまま長い距離を登校し、お昼ご飯も持ってこられないし家に帰る時間もないから学校にいる間はずっと空腹で、それが原因の一つとなって学校が嫌いになるという状況があることも知りました。

貧困と、教育環境、学校に通うということへのハードルは、切るに切れない関係性にあり、例えば生理というテーマ一つを重点的に取り組むような場合でも、広い視野を持ち、ステークホルダーなどにも目を向けなければならないと感じました。

 

全てのことが新鮮で、驚きにあふれているような、そんな一日となりました。
今日はしっかり寝て、明日から始まる対象校の視察に備えます👍




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