2022年10月30日日曜日

【女の子の教育環境改善】2022年9月マンスリーレポート「ミシンの調達、月経衛生管理クラブのTシャツの購入」

9月25日のラジオトークショー実施後のチーム


<活動状況>

1.   ミシンの調達(ムベンデ県・ワキソ県)

2.   月経衛生管理クラブのTシャツの購入(ムベンデ県・ワキソ県)

3.   ラジオトークショーの実施(ブタンバラ県)

4.   女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

5.   Happy-Padプロモーションセンター(ワキソ県)

6.   学校施設の進捗状況

 

1.    ミシンの調達(ムベンデ県・ワキソ県)

ムベンデ県・ワキソ県の対象校20校に設置する20台のミシンを購入した。

 

2.    月経衛生管理クラブのTシャツを購入(ムベンデ県・ワキソ県)

月経衛生管理クラブのクラブTシャツを作成し、対象校20校のクラブ員に配布するため25ダース、300枚のTシャツを購入した。



3.     ラジオトークショーの実施(ブタンバラ県)

925日、ラジオ局「Voice of Butende」で1時間のトークショーを実施した。生理用品を購入することができない女子学生が、学校で快適に勉強を継続するためには支援が必要であることを地域住民に訴えかけた。主なトーク内容は、今後対象校へ導入予定の再利用可能な布ナプキンの作成方法、使用方法、清潔に保つための手入れの方法であった。


4.    女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

月経時の衛生管理、女子生徒の教育、生理用布ナプキンに関するラジオスポットメッセージを以下の通り放送した。

• ムベンデ県:Luna FM 1 6 回 )

• ワキソ県: Voice Kiryagonja (1 日 2 回)

• ブタンバラ県:Voice of Butend(111Voice of Kikambwe(110


5.   Happy-Padプロモーションセンター(ワキソ県)

センターでは9月に合計で45枚布ナプキンを生産した。また、23人の学生に対しトレーニングを実施し、外部からは9人の訪問があった。完成した布ナプキンを包装するポーチも作成し、ロゴ印刷を施した。来月には商品としての準備が整い次第、販売を開始する。主な販売先としては中等学校や地域の小売店を想定しており、価格はナプキン2枚入のセットで1つ8,000シリングとする予定である。

センターではナプキン作りに加え裁断やミシンの調整を行えるプロのテーラーを雇った。


6.   学校施設の進捗状況

Christ the King初等学校では校内にトイレや洗面所などの施設を新設予定であるが、まだ建設途中である。 Kiyita Primary School初等学校でも修繕工事が滞っているが、農作物の収穫を経て保護者に収入が入り、学費が支払われ、資金が集まり次第工事を完了させることを校長が約束している。

Christ the King初等学校は地域の学校であるゆえ、政府からの資金援助を受けておらず、地域住民とSORAKの協力でここまでの工事が進んでいる。2023年度の利用に向けて12月の長期休暇中に工事が終了することを期待している。

 


<事業による効果的な影響およびもたらした変化>

·        生徒たちが月経中の対処法を身につけたことで、学校での月経衛生管理の状況が大いに改善した。月経が通常の現象であることを理解することで、男子生徒が月経中の女子生徒をからかわなくなり、またナプキンや清潔な下着を用いて月経を上手に対処できるようになったことで、欠席することなく授業に参加できるようになった。

·        プロのテーラーを雇って以降、生産する布ナプキンの品質が向上した。(ワキソ県、プロモーションセンター)

·        学生たちに布ナプキン作りの技術が身についてきている。(ワキソ県、プロモーションセンター)

·        ナプキン作りに慣れてきた学生が、新たに参加する者に対し手助けをしている。(ワキソ県、プロモーションセンター)

·        ラジオ放送局近くの住民をはじめとした地域住民や子どもたちにメッセージが届き認識が広がってきている。(ブタンバラ県)

 

<直面した問題>

·        Kiyita初等学校のように資金不足などを理由に施設の修繕工事が完了していない学校があること。 資金が集まり次第工事を完了させることを校長が約束している。

·        ナプキン作りの習得に時間を要する学生がいること。既に慣れている学生や、習得が早い者が率先して手助けをしている。(ワキソ県、プロモーションセンター)

·        親の経済状況の問題から学費が払えず、月経衛生管理クラブの活動に参加できないクラブ員がいること。出席した際に、参加できなかったトレーニング内容などを共有することで対応している。(ワキソ県)

 

<教訓>

·        施設修繕における資金不足などの課題に対し、支援を待つだけでなく、地域で捻出できるリソースを探るなど、地域住民自らが解決策を生み出せるように呼びかけていくことが重要である。



過去の報告書一覧はこちらです↓↓
「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業」事業報告書一覧


※本プロジェクトはJICAの草の根協力支援型として実施しています。


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2022年10月27日木曜日

【女の子の教育環境改善】GBNウガンダ視察レポート(2022年7-8月)


ウガンダにおける布ナプキン事業の対象校視察訪問レポート

(2022年7-8月)


コロナの影響でしばらく現地に行けなかったのですが、2022年ようやくウガンダへ渡航し、現在JICA事業として実施している「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業」のモニタリングをすることができました!

女子生徒がナプキンを交換したり、汚れた制服を洗ったり、身体を洗える着替えと洗面所(Washing room & Changing room)を各学校にて設置されたことを確認しました。バケツ、水、石鹸、使い捨てのナプキン、着替えの制服や下着など、全ての学校が同じように備えている訳では無いですが、出来るだけ女子生徒が快適に過ごせるように、マテリアルを備えようと学校が尽力していることが分かりました。



また、コミュニティ啓発(女子生徒の教育の重要性、および月経に関する女子への理解とサポート)、教員トレーニング(月経衛生管理、ジェンダ―啓発、性教育の学校での指導)、学校における月経衛生管理(MHM)クラブの設立を終え、男性や男子生徒も巻き込み啓発したことにより、女性の生理についての理解が深まり、確実に意識の変化が見られました。

●ムベンデ県:対象校6校、Lush Japanの助成で実施した前事業の2校を訪問(8月1日、2日)
●ワキソ県:対象校4校、およびHappy-Padプロモーションセンターを視察(8月5日)
●ブタンバラ県:対象校10校を訪問(8月8日、9日)

多くのムベンデの学校の生徒は、これまで白人を見たことがないため、私たちの訪問を一目見ようと、興味津々に教室の外から覗き混んだり、髪の毛を触ろうとしたり、写真を一緒に撮って欲しがったり、熱狂的なリアクションで迎えられました!




学校訪問の際に男子生徒、女子生徒から構成される衛生管理クラブ(MHMクラブ)のメンバーとミーティングをしています。

このプロジェクトの前後での変化はありますか?という共通の質問をしているのですが、「男の子が月経のことを学んで、経血を見ても女子を笑ったり、からかわなくなった」

「トイレや洗面所を定期的に掃除をして、衛生環境が良くなった」

「先生に生理になったことを、相談しやすくなった」

と言った回答がありました。

学校毎に差はあるものの、生徒への啓発が進んでいることが実感出来ています!



 


ワキソ県の4校を訪問しました。学期の最後で、テストが終わったら生徒は帰ってしまったために、1校は生徒とは会えませんでしたが、先生方から進捗を伺うことが出来ました。

生徒との質疑応答でとても積極的にMHMクラブの役割や活動について発言してくれる熱心な学校もありました。




ブタンバラの対象校10校の視察を終えてカンパラに戻る道中です。

折角GBNが日本から来ているのに、自分の学校をスキップされるのは残念だという声が学校側からあり、急遽全ての学校を訪問しました。

MHMトレーニングの成果はどこの学校でも出ており、男子生徒が女子生徒をからかわなくなった、女子教員、男子教員両方がMHMの取り組みを自分ごととして捉えるようになった、学校の役割を認識した、家庭でもオープンに月経のことを話せるようになったというような意見が伺えました。

ブタンバラチームの連携の良さ、学校との関係性がきちんと構築できていることも実感できた訪問でした。







今回の訪問で見られた成果です◎

1.学校に着替え&洗面所を設置したことにより、女性生徒が生理中でも対処できるようになったおかげで女性生徒の欠席や中退が確実に減少しました。

2.男子生徒が月経についての理解が深まったことにより、女子生徒が不安を感じることがなくなりました。

3.さらに今まで生理中の女子をからかっていた男子生徒が、今では生理になった女子生徒をみると女性教員に助けを求めてあげたり、血が付いたスカートを自分の上着で隠して洗面所まで連れていくなどのサポートをするようになりました。

4.これまでは男性や男子生徒を巻き込むことは考えられなかったことでしたが、男性に女性の生理について理解・サポートしてもらうことは非常に効果的だと実感するようになり、新しいアプローチとして地域住民や教員に受け入れられました。

5.教員トレーニングを受けた教員は、学校内の他の教員にもノウハウが共有されただけでなく、自信をもって生徒に月経の問題について指導できるようになりました。

6.どの学校でもMHMクラブのメンバーおよび生徒全体に月経衛生管理の指導が定期的に実施されるようになりました。

7.コミュニティ啓発は地域住民やPTAに、改めて月経衛生管理は重要なことだと受け入れられました。


一方でまだまだ課題はあります。

1.乾季における水不足はどの学校でも難題です。

2.緊急用のナプキンや石鹸、バケツ、着替えの制服などが不足しています。

3.着替えの場所の屋根がなかったり、敷居が低くてプライバシーが十分に確保されていません。

4.恥ずかしくて生理について教員や保護者と話ができない生徒がたくさんいます。先生や保護者による気楽に話せる環境づくりが大切です。


視察時の動画もご覧ください!


●ムベンデ県



●ワキソ県



●ブタンバラ県



ご視聴ありがとうございました!!


※本プロジェクトはJICAの草の根協力支援型として実施しています。


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2022年10月16日日曜日

【インターン】ウガンダ渡航記14日目_帰国の日(8月19日)

 【8月19日】

今日は、いよいよウガンダを旅立つ日です。

本当にたくさんの初体験をし、濃厚で濃密なウガンダでの2週間でした!そして、このブログも渡航記としては最後になります…!


空港では何事もないことを祈っていたのですが、ここでもハプニングが起こってしまったんです…!

それは、空港のチェックインの時に起こりました。

まいこさんとりおが無事にチェックインできる中、陰性証明書もしっかり持っているのに、牧だけ通してもらえません。その理由は、受けた病院が空港用の陰性証明書に記入をしてくれていなかったためでした。なんとか病院側に連絡し、PDFで証明書を送ってもらうということになったのですが、なんたってウガンダ人は動きがスローなので全然届きませんでした。しかも、届いたのは韓国語の証明書(笑)




韓国語でも同じフォーマットなら大丈夫らしく、搭乗時間になってやっとチェックインを済ませられました。そしてすっかり疲れた私たちにキャビンアテンダントさんが放った一言は、「RUN!!!!!!」でした🏃‍♀️🏃‍♀️(笑)

最後の最後までドタバタでしたが、なんとか時間通りの飛行機に乗ることができました✈



思い出や勉強になったことなどのコメントは、毎日の気持ちとともに書き込ませていただいたので、今回はまとめの一言とさせていただきます。もしまだ見れていない日のブログがあるよ~という方はぜひそちらをご覧になってください!

これまでの渡航記にも何度か書き込ませていただいておりますが、なによりも現地の課題を自分たちの目で見ることができたということが一番の経験となりました。

関わってくださったすべての方に感謝し、今後も頑張っていきたいと思います!!





ありがとうウガンダ!!!!!!!!!!!!


どうしようもできないような大きなトラブルや病気もなく、無事帰国することができましたのでご安心ください💖























次回からのブログは、活動報告等で活用していきますので、今後ともよろしくお願いいたします🌟🌟




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【インターン】ウガンダ渡航記13日目_突撃!おうちの夜ご飯(8月18日)

 【8月18日】

さて、今日は、牧がPCR検査を受けなおした後、昨日ダンスショーに連れて行ってくれたセキットさんご夫婦がお家にお邪魔する日です🏠月日が過ぎるのは本当にあっという間で、気が付けばもうウガンダ最終日となりました!

昨日PCR検査を受けた病院でPCR検査を受けなおすことは厳しかったので、近くの別の病院で検査を受けました。結果は、「陰性」!!
なんとか無事に予定通り変えれることになりました。よかったー!!


陰性とわかって心も足取りも軽くなった私たちはルンルンでセキットさんのご自宅へ伺いました。家の敷地に入ると、そこにはまるで「とっても小さな村」みたいな、数件の小さな家が並んでいて、その横にセキットさんの大きくて洋風の家がどどんと建っていました。家の中に入ると、セキットさんの娘さんや息子さん、そして近所のお友達が迎え入れてくれました!

そして、すこしお話をしている間にその子供たちがご飯を用意してくれました。(子供たちといっても、私たちと同じ年齢くらい~成人の年上くらいですが…!)
私は実家でご飯をたべるとき、いつも待ってばかりなので驚きました。宗教的背景も関連するとは思いますが、私も見習わなくてはならないですね。

このセキットさんのお家でたべるご飯が最後のローカルフードです🍚最後のご飯にして一番おいしかったかもしれません!!私のお気に入りは、このカレー風味な豆たちです。






ご飯を食べた後は、テレビをみたりセキットさんの長女さんにアフリカンなメイクアップをしてもらったりしました💄

ファンデーションが一番明るい色でも私たちの肌よりも4トーンくらい暗くて、日焼けサロン帰りの疑似体験をした気分でした(笑)

写真は、りおがお化粧を受けている様子です!


最後、帰る前にルームツアーをしてくれました。お風呂場にはウガンダでは珍しいバスタブがありました!そして、シャワーの近くには若干ぼろぼろのボディタオルがありました。日本製のものをもらってから質感が良すぎてずっと使っているとのことでした。今度訪れる機会があれば新しいものを渡してあげたいです。


明日はいよいよ最終日です。ほぼ飛行機ですが、最後まで楽しみたいと思います✈





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2022年10月13日木曜日

【インターン】ウガンダ渡航記12日目!!_カンパラ市内観光(2022年8月17日)

 【817日】

今日は、朝から帰国のためのPCR検査を受けたのちに、麻衣子さんの提案で2度目のクラフトマーケットへおでかけにいきました!二度目ともなれば、値段交渉もお手の物です✨気が付けば、私たちの手元にはたくさんのビニール袋にずっしりとお土産が…!😂

ここだけの話、「どこのブースにもあるじゃん!」と言いたくなるくらい同じようなお土産ばかり並んでいるのですが、よーく見ると、同じ猿の置物でもおなかがぽっこりしているもの、若干顔が違うものなど手作り感満載のお土産が並んでいます。値段も売る人によって変わるので、お気に入りのものを見つけたらすぐには買わずに、マーケットをぐるっと一周見てよりいいものでお安いものを探します。

そうとはいえ、結局はフィーリングです(笑)なんだかピンときたものを購入するスタイルでウガンダ土産をゲットできました💖

またまた写真を撮り忘れてしまったのですが、マーケットで出会ったかわいい子を載せさせてください🚼



夕方には、お茶タイムとしてすっかりお気に入りとなった11日に訪れたカフェへ☕
今日はもとからGBNのカウンターパートのメンバー、セキットさんご夫妻とウガンダの伝統的なダンスのショーを見に行く約束があるので、それまでゆっくり過ごしていました。
すると、私たちのもとにPCRの結果が届きました。結果は、全員陰性、、と思いきや、私(牧)だけ陽性の通知が…!

陽性と聞いた途端、「うそでしょー?!」と言いながら、それまでマスクを付けていなかったまいこさんが慌ててマスクしたのは人間の防衛本能でしょうか。

そうこうしながら、もう、パニックです(笑)ちょうどそのころから大雨が降りだして、映画の山場のワンシーンにはいりこんでしまったかと思いました。


陽性だった場合どうなってしまうのか全員で大急ぎで調べつつ、陰性の場合は日本に帰国できないため、私は一人でもう一週間ウガンダでのホテル生活を覚悟をし、受け入れるしかありませんでした。しかし、無症状だったし、一緒に過ごしていたほかのメンバーが陰性なのに一人だけ陽性なのが納得がいかず、明日もう一度PCR検査を受けてみることにしました。



そんなこんなでドタバタしていたら、ダンスショーのお迎えの時間がやってきました。
まいこさんが事前にセキットさんに「牧が陽性だったのだけど…」と伝えると、「症状ないなら心配しないで!No Problem!マスクを着けてLet’s GO!」とのこと! 全く気にする素振りもなく、ウガンダ人の大らかさ?に脱帽でした(笑)

日本では陽性になったら隔離、人とは関わらないが原則なので、ある意味カルチャーショックでした。しかし、牧は無症状なのでおいていかれなくて嬉しかったです💖

ウガンダの伝統的なダンスは、地域によって雰囲気も動きも変わるのですが、共通するのは陽気なテンポ感です🎶思わず体がノッてしまうくらい楽しい時間を過ごせました!!


私のお気に入りは、頭の上にとっても大きな太鼓を載せて演奏してくれた部分です🥁









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2022年10月10日月曜日

【インターン】ウガンダ渡航記11日目!!後半_「布ナプキン事情」ナグル初等学校視察~生徒との交流編~(2022年8月16日)

 【8月16日】

前回のブログでは小学校視察の前半!スラムツアー編をお届けしました。
今回は後編!生徒との交流編です🎶

スラムツアーが終了して学校に戻ってきて、先生方と話した後は、生徒たちが歓迎会をしてくれるみたいです🌟

実は、今回日本の高校生との交流の場としてオンライン上で繋がることにしたんです🎶
日本の高校生というのは後輩で、高校時代に取り組んでいた活動を引き継いでくれた子たちです!今回、ウガンダ行きが決まった時に、母校の先生や後輩たちに伝えたところ、せっかくだからオンラインでリアルタイムに繋がってみない?という話になりこの交流がセッティングされました!




歓迎会は生徒たちの寸劇からスタートしました!

とある日の授業風景、服に血の付いた女の子を見て、男の子がからかいます。女の子は恥ずかしがって教室を飛び出してしまいます。しかし、その後月経教育が行われます。そして、正しい知識を身に付けた男の子は、血をついた女の子を見てもからかわなくなります。
という内容の寸劇でした。生徒たちが実体験を自ら実演してくれたことで、男女が一緒に学ぶことはやはり大事なのだなと改めて感じました😊



続いてはダンスパフォーマンスです。女子生徒たちが何曲か伝統的な踊りを披露してくれました。途中で先生たちも混ざってノリノリで踊ってくれました(笑)



生徒からの出し物が終わった後は、後輩たちから日本の紹介・布ナプキンの使い方の説明をしてもらいます。ところがここでハプニング発生!オンライン交流あるあるの機材トラブルにより、残念ながら日本の子たちの音声が届きません…

仕方なく、私たちが台本を代読する形になりましたが、後輩たちが作ってくれたプレゼンスライドに生徒たちは興味津々!みんな真剣に聞いてくれたので良かったです🎶
説明の後に何か質問はある?と聞くと「私はクリスチャンだけど、日本人は何を信じているの?」「天ぷらの具材は何?」などなど次から次へと質問攻めでした(笑)


そして一通りの説明が終わった後は、遂に!布ナプキンの譲渡会です!
自分の手で直接生徒たちに布ナプキンを手渡すことができて感無量でした。ありがとうと声をかけてもらえたり、嬉しそうな笑顔を見られたりして、本当にうれしかったです。



譲渡会が終わった後は、お昼ご飯をいただきました。
腹ごしらえをして、午後も頑張ります!



昼食後は、先日購入したミシンなどの機械の搬入を行いました。
生徒代表として、MHMクラブのメンバーがマシーンを体験してみることに。初めての機械に戸惑いながら恐る恐る体験する姿がかわいらしかったです(笑)
しかしみんな初めてでは、布ナプキンを作りは難しいのでは?とデイジーに尋ねると、今後は、テイラーが生徒たちに作り方をレクチャーするそうで、一安心です。



機械の搬入が済んだ後は、MHMクラブのメンバーと話をしました。その結果、生徒のほとんどは生理が来てもナプキンを使用せず、古布を代わりに充てていることがわかりました。経済的な理由からナプキンを買うことができないそうです。今回の布ナプキン支援は本当にありがたいと何度もお礼を伝えてくれて、高校からずっと活動を続けてきて良かったなと心から思いました。


長かった一日ももう終わりの時。お別れの前に先生たちがお祈りをしてくれました。


学校を出る頃にはもうすっかり空は暗くなっていました。スラムには電灯はないので、懐中電灯で足元を照らしながら帰宅します。一部の生徒は最後までお見送りしてくれて、嬉しかったです。

今日は私たちの念願が叶った記念の日ですが、プロジェクトはまだ始まったばかりです。今後はデイジーと密に連絡を取り合って、プロジェクトの経過を見届けていきます。





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2022年10月7日金曜日

【インターン】ウガンダ渡航記11日目!!前半_「布ナプキン事情」ナグル初等学校視察~スラムツアー編~(2022年8月16日)

 【8月16日】

⚠️今日のプランは内容盛りだくさんなのでブログもいくつかに分けて投稿させていただきますね🎶今回のメインはスラムツアーです!!それではお楽しみください!

本日は、ウガンダ渡航の大本命、都市スラムの小学校を視察します!
ウガンダ渡航記11日目で紹介したプロジェクトの対象校です。


このプロジェクトのためにクラウドファンディングに挑戦したので、支援者の皆様に活動報告をしっかりできるように、今日は気合を入れていきます🔥

実は今回、日本から布ナプキンを持参しているんです🎶
私たち2人が高校時代に行っていた活動で集めた布ナプキンです。(詳しくはこちらをご覧ください。)

当時から、現地の子どもたちと直接交流してみたいと願ってきたので、今日それが叶うと思うと、ドキドキが止まりません😯ウガンダに到着してからずっとホテルで眠っていた布ナプキンたちと一緒に、ついに出発です✨



スラムの中は道が狭くて車は通れないので、スラム付近に車を止めて小学校へと向かいます。土壁でできたプレハブのような家が並んでいたり、家の屋根にひもを取り付けて洗濯物を干していたり…生まれて初めて見る、スラムの景色を目の当たりにして驚きました。



学校に着くと、まず初めに校長先生とお話しました。小さな学校だけれども、少しずつ学校を発展させてきて、今では130人ほどの生徒がいること。教科書やペン、制服などを買うことができない生徒が多くいること。学校や生徒について、そして生徒たちが抱えている問題についてなど、さまざまなことを教えていただきました。



校長先生とのお話しのあとは、生徒たちと一緒にスラムツアーに行きました。
自分の足でスラムを回って、街並みを見たり、地域住民に話を聞いたりして、どんな生活を送っているのかを学びました。家族で住むには狭すぎる家、ボロボロの服を着る子どもたち、側溝に溜まったごみ、自分がいかに恵まれた環境で生きてきたかを実感しました。



特に印象的だったのは、母子家庭で5人の子どもをもつお母さんの話です。その方は「果物やお菓子などを家の前で売ることが仕事で、一日の稼ぎはたったの2000ウガンダシリングなの。」と教えてくれました。2000ウガンダシリングは日本円でいうと80円ほどです。校長先生が子どもたちも働かなければならないとおっしゃっていたのはこういうことなのかと、厳しい現実を感じました。



今回は小学校視察の前半!スラムツアー編をお届けしました。
次回は後半!生徒たちとの交流編をお届けします。





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