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2018年9月2日日曜日

【女の子の教育環境改善】生徒による「月経衛生クラブ」の設立

株式会社ラッシュジャパン様のからの助成による、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目の報告の続きです!

本日は、活動2-1「生徒による『月経衛生クラブ』を設立し、月経時の衛生管理について指導できるトレーナーの育成」(20183月)の報告です。


月経衛生クラブのメンバーにふさわしいと思う生徒の名前を挙げる生徒達

 『月経衛生クラブ』とは、月経時の衛生管理・性教育・ジェンダー啓発活動を生徒たち自身で行うクラブ活動のことで、Child-to-Child アプローチを用います。

注)Child-to-Child アプローチとは、子ども達が自ら身につけた知識や技術を、同様の環境にいる子ども達にも伝授していくことです。

学校教員の協力の下、クラブ活動として定着させることで、プロジェクト終了後も布ナプキンの作り方や月経時の衛生について伝授し続けることを目的としています。

今回は、各対象校3校にて、『月経衛生クラブ』のメンバーの選抜(女子8名、男子4名)を行いました。

クラブのメンバーの選抜は、第1期でトレーニングを受けた生徒を中心に、立候補や推薦を行いました。その結果、活動1-1生徒から生徒へ行う月経時の衛生管理トレーニングを受講した生徒のうち80%がクラブのメンバーとして選抜され、他の20%の生徒はトレーニングを受けていないが、コミュニケーション力、能力、積極性が優れており、選抜されました。

立候補、または推薦のため手を挙げる生徒達

クラブの役割と責任について説明するスタッフ

選抜されたメンバーのグループ写真



『月経衛生クラブ』の責任として、以下のような活動も含まれます。
  • 月経時の衛生管理の実施:月経に関わる問題に対する意識を高める活動や、他の生徒の相談にのるカウンセリング、そして布ナプキン作成の指導をする
  • ジェンダー、性教育、そして性と生殖に関わる健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)についての研修の実施
  • 自分たちが作った布ナプキンの販売先を地域の市場や学校内で探す。


活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。

 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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2018年7月5日木曜日

【女の子の教育環境改善】生理用布ナプキン作成と月経時の衛生管理トレーニング

株式会社ラッシュジャパン様からの助成により、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目がいよいよ始まりました!

トレーニングを受けた生徒たち

本日は、活動1-1「生徒から生徒へ指導するための、生理用布ナプキンの作成・月経時の衛生管理トレーニング」(20183月)の報告です。

今期は、第1期で実施した活動を「定着」させること、そしてさらに広範囲に「生理用布ナプキン」を普及させることにより、多くの女子生徒が継続して学校に通えるよう尽力します。

今回、私たちはChild-to-Child アプローチ(子ども達が自ら身につけた知識や技術を、同様の環境にいる子ども達にも伝授していくこと)という手法を活用します。生徒自らが他の生徒に生理用布ナプキンの作り方を指導できるようにするためのトレーニングです。

本トレーニングには、第1期で布ナプキン作成トレーニングを受講した生徒を中心に、対象校3校から女子12名、男子6名、合計18名の生徒が参加しました。

トレーニングのテーマ
  • 再利用可能な生理用布ナプキンの作成
  • 月経に関する一般的な知識
  • 月経の周期サイクル
  • 月経の兆候・症状/特徴
  • 生理痛や他症状と、生理痛を改善する自然療法
  • 月経時の衛生管理



月経時の衛生管理について発表する男子生徒

布ナプキンを作成中(男子生徒もしっかり学んでいます!)

布ナプキンの使い方を説明する生徒たち


トレーニングの成果
  • 18名全員(女子12名、男子6名)が、ひとり2つずつ布ナプキンを作成することができた。
  • 生徒たちは月経にまつわる神話・症状や周期、またそれにどう対応すればいいのか、その概要について自信を持って(生理について言及するのはタブーという慣習がある)自由に説明することができるようになった。
  • 参加者は、使用済みナプキンの適切な破棄方法、洗い方と乾かし方、同じナプキンを12時間以上使用しないことなど、月経時の適切な衛生管理方法を説明することができるようになった。


本セッションを受講した生徒たちは、それぞれの学校にて他の生徒たちへトレーニングを実施します!

活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。

 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。



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2018年3月11日日曜日

【女の子の教育環境改善】LUSHチャリティバンクによる第2期プロジェクトを開始しました!


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です!

今日は嬉しいお知らせです♪

「LUSHチャリティバンク」の助成金はこちら


 株式会社ラッシュジャパン様のからの助成により、昨年2017年に実施しておりました、

「ウガンダ共和国で生理で学校に行けなくなる女の子の教育環境改善」

の第2期プロジェクトを3月より開始出来ることになりました!


布ナプキント作成トレーニング実施の様子
トレーニングで作成した布ナプキンと女子学生
生理や衛生について話し合う生徒達

1期では、生理用布ナプキン作成・生理時の衛生管理・性教育・ジェンダー啓発を行いました。

男子生徒がジェンダートレーニングを熱心に聞いていました。

女子生徒だけなく、男子生徒、教員、保護者も巻き込んだことで、男子生徒による生理中の女子へのいじめが減少し、学校側の女子生徒へのサポート(プライベートスペースを与える、生徒たちへの啓発)への意識も高まりました。

また家庭内でも、女子が保護者とも生理について会話ができるようになるなど、正しい知識を得ることで意識も変化していくという効果が、学校や家庭で見られました。

ファシリテーターも熱心に指導していました。

2期でのポイントは、第1期で実施した活動を「継続」させる枠組みを作ることです。

生理用布ナプキン作成・生理に関する正しい知識・衛生・性教育・ジェンダー啓発に関する取り組みを学校で継続する仕組みづくり(生徒達による衛生クラブの設立等)、保護者を含めた地域全体での女子の教育サポートへの理解促進と啓発を実施します。

また、生理用布ナプキンの作成および低価格での販売・布ナプキン使用の普及を行うことで、女子生徒が生理中でも継続して通学できるようにすることを目標としています。

少しでも多くの子どもたちの教育環境や生活環境が向上するよう、引き続き現地パートナー団体であるSORAKとともに尽力していきます。

引き続き、皆さまのご支援・ご理解を賜れますと幸いです。


*このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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2018年2月25日日曜日

【女の子の教育環境改善】効果的な啓発をしてみよう!

こんにちは、Global Bridge Network(GBN)です!

今日は私たちのパートナー団体であるウガンダのNGO、SORAKのあるユニークな取り組みを紹介します。
現地で活動する時、住民の人たちへ何かを発信するにはどんな方法がいいのでしょう。

恥ずかしながら、私は講義を聞いてもすぐ忘れちゃったり、実際に行動に移せなかったり…といったことが多々あります(苦笑)。
現地の人たちにも共通してることが多いのです。
人々が内容を忘れないよう、少しでも行動に移してもらえるようなインパクトを与えられるように、SORAKでも様々な工夫をしています。

その一つが…

歌!

です。

テレビのコマーシャルでも、音楽を使った広告はなぜか音が頭から離れないこともありますよね。

SORAKでは、社会課題を歌とパフォーマンス(演劇)にして発信しています。
SORAKの音楽家であるメンバーが作詞作曲した歌を、SORAKが運営する初等学校「Precious Child Learning Center」の生徒たちが歌うことで、問題の発信をしているのです。
その一つが、生理で学校に行けなくなる女の子をなくすための歌です。

子どもたちがうたっている様子

ぜひ、動画をご覧ください!
<動画>https://www.youtube.com/watch?v=RGJOT5U69eo&feature=youtu.be
「NO MISSING LESSONS ANYMORE!」(「(生理で)もう、学校を休んだりしない!」

~コーラス~

NO MISSING LESSONS ANYMORE もう学校を休んだりしない!
DURING MY MESTRUATION PERIOD 生理中でも!
THE GIRL CHILD NEED SANITARY PADS 女の子は生理用ナプキンが必要よ!
THIS IS YOUR RESPONSIBILITY MY PARENTS. それは私たちの両親の責任よ!

~独奏~

“Once upon a time I remember the day was Monday I went to study at school but I dint know that it was my first time for menstruation period, we were in class both boys and girl children were questioned what had happened to me, even me I didn’t know for sure I did not know what had happened to me even at school there were no pads. I decided to use my hand kerchief and I went back at home. I was absurd I missed my lessons”.

(忘れもしない昔のこと、月曜日に学校に行ったら、私は初めて生理になった。男の子も女の子もみんなどうしたの?と聞いてきたけれど、私も何が起こったかわからなくて、学校に生理用ナプキンもなかった。とりあえずハンカチを使って家に帰った。そして、授業を受けることができなかった。でも、もう、生理用ナプキンの作り方や生理になったときの管理を学んだので、もう学校を休んだりしない。)

という歌です。

その課題の発信の仕方によって、相手に伝わる際のインパクトも変わります。インパクトが大きければ大きいほど、その人の行動変容にも繋がるのではないでしょうか。

他にもSORAKでは演劇を通じたHIV/AIDSの啓発活動も行っています。
このようなユニークな方法を活用して、現地の人たちへの啓発活動を効果的に行っています!

次はどんな歌や演劇を使って啓発活動を行っていくのか、私たちも楽しみです!



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2018年1月4日木曜日

【女の子の教育環境改善】ベースライン調査と終了時評価の報告

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、ウガンダで新たなプロジェクトを開始するなど、Global Bridge NetworkGBN)にとって大きな動きのある1年でした。
皆さまのご支援に厚く感謝いたします。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、2018年最初の投稿は、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」のベースライン調査と終了時評価の報告です。



ベースライン調査は、現状の課題を理解し、本プロジェクトをより効果的に実施するために調査を行ったものです。(20174月実施)

聖ジョセフ・チバリンガ初等学校での調査中の様子(ベースライン調査)

終了時評価では、プロジェクト実施後の効果を確認しています。また、今後の更なる事業展開に向けた提案もなされています。(201710月実施)
なぜこのプロジェクトが行われ、結果的にどうなったのか?ということが伝わるかと思います。お時間がありましたら、他活動レポートも併せて読んで頂けますと幸いです。

<ベースライン調査>
このベースライン調査では、生理が始まった女子生徒へのヒアリングも行うなどして、生理時における正しい衛生管理がなされていないこと、また教員・保護者等の理解、政府からの支援も不十分であることが明らかとなりました。


以下、一部レポート内容を抜粋します。
「学校の行政、教員、女性教員、生徒たちは生理用品が急務だと意見が一致している。また、生理時の必需品だけでなく、使用法などのトレーニング、洗面所などのインフラの整備、保護者・母親などを巻き込んだ再利用可能な生理用布ナプキンの作成などの取り組みは、この活動に賛同し、持続させるためにも必須である。」

より詳しい情報はこちら!
ベースライン調査の実施報告_20170403.pdf

<終了時評価>
「月経時の衛生管理」や「生理用布ナプキン作成」などのトレーニングを、女子生徒、男子生徒、教員、保護者を対象に行いました。その結果、「月経における衛生管理」のワークショップ後に見られた女子学生と保護者の変化で挙がった内容を一部ご紹介します。

 適切な月経に関する衛生管理を学び実施するようになった(31.3%)
 布ナプキンの作り方を学び、それを使えるようになった(37.5%)
 女子生徒は保護者や身近な大人に生理について話ができなかったが、トレーニングの後はオープンに話せるようになったと回答(6.3%)

また、男子生徒の態度も大きく変化し、プロジェクトによる啓発後は女子をからかわなくなりました。突然の生理がきて、経血が漏れている女子を見ると、他の女子にナプキンがないか聞いてあげたり、自分のセーターやジャケットを貸してあげたり、学校の女性教員に知らせてくれたりする姿も見られました。
生理中の学校出席率も向上し、95%の女子生徒は過去3か月間に生理で学校を休んでいないという結果が出ました。
ルワウナ初等学校でのディスカッション中の様子(終了時評価)

より詳しい情報はこちら!
MHM インパクト調査報告_2017.pdf

以上から、生理をめぐる女子生徒への教育環境が改善されたことが伝わるかと思います。
今後もこの事業を継続し、更に拡大していけるよう取り組みたいと思っております。
皆さまの変わらぬご支援を賜れますよう、宜しくお願い申し上げます。

そして、本年もGBNをよろしくお願い申し上げます。

2018年元日

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「いいね!」もお待ちしています!




2017年12月29日金曜日

【女の子の教育環境改善】ウガンダの現地視察のご報告

2017年も残りわずか皆さまお忙しくしていることと思います。
遅くなりましたが、今年の締めとして、8月にウガンダの事業地に訪問したときのご報告をさせて頂きます。
******





20178月、Global Bridge NetworkGBN)の大西がウガンダ共和国のムベンデ県で実施しているプロジェクト「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の視察をしました!

◎今回は、生理用ナプキン作成トレーニングに参加した教員・生徒たちにインタビューをしました。!

1.プロジェクトの対象校であるチバリンガ初等学校(St. Josephs’ Kibalinga Primary Schoolにてトレーニングに参加した生徒たちに話を聞きました。




  
インタビュー①

:女子生徒1

私はトレーニングを受けたタイミングで初めて生理になりました。トレーニングを受けたおかげで、トレーニング中に作成した生理用ナプキンを使うことができ、さらにナプキンの使い方やきちんと洗って清潔に保つことを教わったおかげで、今は問題なく過ごすことができています。学校からも男子生徒に対して『女性なら誰もが経験することになる生理は自然の現象だから、からかってはいけない』と伝えてくれて、今では誰も生理になった女の子を笑わなくなりました。ただ、生理用ナプキンの作り方はわかったものの、自分たちで作成するための材料(布やミシンなど)がないこと、また学校で着替えの場所がないことが今の課題です。

また、インタビューをした女子生徒はしっかりとした目で、

私がトレーニングで教わったことは、他の生徒たちにも伝えていくことはできます。まずはもっと多くの女子にトレーニング受けてもらいたいけれど、男の子たちを巻き込むことも重要。彼らはこのトレーニングを受けることで、私たちの抱える生理についてもっと理解してくれるし、彼らも自分の姉妹や将来自分の子どもにもきちんと教えてあげることができるようになるから。」と、より多くの女子はもちろんのこと、男子生徒も一緒にトレーニングを受けて共に理解することの重要性を語っていました。




インタビュー②:男子生徒2

トレーニングを受講できたのは本当に良い経験になった。生理について、とても勉強になったし、これからは姉や妹が生理になったときに助けることができる。自分たちは女の子を笑いものにするのではなくて、守ってあげなければならないと自覚できた。それに、今は他の男子生徒にも、女性が誰もが経験する自然なことなんだ、と伝えている。

 生徒達の以上の証言から、トレーニングで作成した生理用ナプキンを正しく使っていること、学校でも積極的に男子生徒に生理になった女子生徒に対して理解するように指導していることが分かりました。しかし、生理用ナプキンの作成方法はわかりましたが、作成するための材料不足が課題とのことです。

◎余談ですが、写真(左から2番目)の男子生徒は、作成した生理用ナプキンをどうしたか聞くと、恥ずかしそうに「僕の彼女にプレゼントした」と答えてくれました!


2.ルワウナ初等校(Lwawuna Primary Schoolでは、学校の校長先生や女性教員にお話を聞くことができました。





インタビュー③:校長先生

今取り組もうとしているのは、保護者から少しだけお金を徴収して、保護者や生徒たちで生理用ナプキンを作成すること。そして、さらにそのナプキンを市場に売ることで収益を得て、継続していきたいと思っている。


インタビュー④:女性教員

男子生徒の態度について、

今まで生理になった女子生徒をからかっていた男の子たちが、笑うどころか、生理になったときにわざわざ『生理になった子がいるから助けてあげて』と伝えに来てくれた。今まではこんなことはなかった。

また、教員や学生たちの間でも以下の変化が見られたとのことです。

生理に関する衛生管理や性教育は非常に意義があった。トレーニングの後、みんな生理の問題についてオープンに話ができるようになった。アフリカの文化的にも、性について私たち教員もなかなか積極的に話ができなかったけれど、今はみんなでその問題について話せるようになった。

しかし、以下の課題を挙げてくれました。

トレーニングを通して知識は得た。問題は実行するための資金が学校にはない。

学校の教員たちのインタビューを通して、学校が自ら案を出して取り組んでいこうとする姿勢が見られ、また学校全体の生理に関する衛生管理、性教育のあと、学校の生徒たちの変化がみられたことは素晴らしいと思いました。しかし、今後、この取り組みを持続するための資金、また布ナプキン作成の材料の調達が課題であることが分かりました。


トレーニングの後、学校側でも下記のような掲示をつくり、生徒たちの意識の向上を図るようになりました。

STAY IN SCHOOL」=「学校に休まず通いましょう」
ATTEND LESSONS DAILY」=「毎日授業を受けましょう」





3ルワウナ初等校(Lwawuna Primary Schoolにて生理用ナプキン作成トレーニングに参加した生徒たちにも話を聞きました。




インタビュー⑤:女子生徒4名


布ナプキントレーニングで作成したナプキン

作成した布ナプキンを見せながら「トレーニングでは2つ作ったので、1つを学校で使い、帰宅してからもう1つのナプキンと取り換え、使用後のナプキンは洗って乾かしておけば、翌日にまた学校に行くのに使えるので、生理になっても欠席しなくなった。


また、学校側の取り組みについて「学校は私たちが着替えるための部屋を用意してくれたけど、他の女の子たちがとても汚く使っているし、校長先生の隣の部屋だから恥ずかしい。」と正直に答えてくれました。

 他の生徒たちにも、生理用ナプキンの正しい使い方、清潔にすることなどを教育していかなければならない、また学校側にもさらなる配慮が必要であるという課題はあるものの、学校側でも女の子に対してよい環境を与えようという意識が芽生えたことは素晴らしいと感じます。

あの男子たち、以前は私たちのこと笑いものにしてたと話す女の子

今ではやさしくなったねと女の子に言われ。。。

下を向いて恥ずかしがる男子生徒


◎その他に、女子生徒たちは、「あの男子生徒たち(写真に写っている)、以前は私たちの生理をからかっていたけれど、今では優しくなった、生理になったときにそれを隠すためにセーターを貸してくれた!」と教えてくれました。自分たちのことを言われた男の子たちはみんな下を向いて恥ずかしがっていましたが、この男の子たちにもインタビューしました。





インタビュー⑥:男子生徒3

トレーニングはとても良い経験だった。自分が作ったナプキンを双子の妹にプレゼントしました!

僕は、前は女の子が生理になると笑ったりからかったりしていたけれど、トレーニングを受けて、生理が女の子にとって自然な現象だとわかったから、今は絶対に笑ったりしない

他の男子生徒にも、生理になった女の子をからかうのはいけないことだと伝えている。

今回のインタビューを通して、教育(知識)がいかに大切なことかを実感しました。きちんとした知識を持てば、男子たちの態度も変わります。そして、生徒だけでなく、学校や保護者みんなで、女子の生理について真剣に考える機会となり、少しずつでも変化がみられたことはプロジェクトを実施する立場としては非常に嬉しく思います。

最後にみんなでパチリ


今後は彼らが中心となって他の生徒たちに伝えていこう、と一致団結しました!


4.今後について

今後は、少し材料を提供すること、そして自分たち自らナプキンを作り、生理に関する正しい知識、生理における衛生管理をしっかりすること、そして学校を休まず通える環境を整えるよう、学校や保護者、生徒同士でお互いにサポートしていく態勢を作っていくことが今後のこのプロジェクトを継続してくために重要だと感じました。


長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます!!
2018年も皆さまにとって良い年になりますように!


*このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。





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