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2018年2月24日土曜日

【環境保全】プロジェクト地域の環境改善や課題に関する4準郡での対話会議

皆さま、こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です。

本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告です。

2017年9月2日~9日に、「プロジェクト地域の環境改善や課題に関する4準郡の郡長 を交えた対話(dialogue)会議」を実施しました。
環境悪化を改善するための対話を4準郡で実施し、課題の明確化及び環境悪化を改善する手段を思索しました。
参加した準郡は、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4つで、各準郡から50名の参加者、計200名が参加しました。

準郡代表がレモングラスに対する理解の概要を話している様子

この対話の目的は、 
①環境保全施策としてのレモングラス栽培の重要性の示唆
②準郡による環境保全活動、及び環境保全施策への最大限の尽力の必要性
を伝えることです。

この対話会議の中で、レモングラス栽培は土壌の浸食や環境悪化を防ぐのに役立つことが説明されました。加えて準郡のリーダーに対し、準郡が施行する環境保護政策を実施すること、また人々の生活向上のためにも、準郡内でレモングラス栽培を取り組むよう奨励されました。

トレーニング後、参加者の一人は以下のように述べてくれました。
「レモングラスを栽培することで環境悪化を改善できるということとを初めてしりました。地球環境基金及び環境保護局からの支援により、今回のような対話できて、私たちは大いに感謝します。」
Kasambya準郡にて、準郡代表が主要な環境課題について議論している様子

より詳しい内容はこちらをご覧ください。
レポート:活動2.1 プロジェクト地域の環境改善や課題に関する4準郡での対話会議

このように、準郡の方々にもレモングラス栽培を通じた環境保護の重要性を伝えることで、今後、準郡内でも関連した規制が策定され、より環境保護に対する取り組みが増えていけばと思っています。


*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。




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2018年2月20日火曜日

【環境保全】学校の子どもを対象に環境教育と啓発キャンペーン

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。

引き続き、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告です。

201773~31日に、各校約300名を対象にした環境教育・環境保全の啓発キャンペーンを16校にて実施しました。

 環境保全について生徒たちと話し合いをする様子
      
環境保全について熱心に聞き入る生徒達

トレーニングの目的は、キャンペーンを通して生徒たちにレモングラスの栽培方法や環境保全の様々な方法を理解させることです。

キャンペーンでは、以下の内容を啓発しました。
①環境保全に関する各学校の方針の提示
②生徒たち自身の担う環境保全の役割
③環境保護における生徒たちの能力構築(キャパシティビルディング)と環境保全への生徒たちの関与の重要性
④レモングラス栽培が環境悪化を食い止めるのに良い施策であること

キャンペーンを行ったことで、SORAK・学校教員代表及び生徒たちがどのように環境保全を実施するかを議論する機会となりました。             
質疑応答を通して生徒たちに環境保全について啓発している様子


レモングラス栽培を通した環境保全について説明している様子

また、教員たちは、環境保全における子ども達の役割やレモングラス栽培の重要性を教室内に掲示すると約束しました。生徒たちは、環境保全の施策としてレモングラス栽培が重要であることを理解し、このキャンペーンにとても満足したとのことでした!

啓発キャンペーンを受けた後に、ある生徒からこのような感想を頂きました。
「レモングラスを栽培すれば、環境を守るだけでなく、両親が私の学校の教材や制服を買う収入を得られるなんて知らなかったから、この授業を受けて本当に驚いた!」 

女性や青少年のみならず、もっと小さな子どもたちにもレモングラス栽培を通じた環境保全・収入向上を伝えることで、より多くの家庭に伝授していくことが出来ます。

レモングラス栽培を通して環境を良くするだけでなく、人々の生活の向上も助けることができるんです!!

現地から上がってきたレポートの和訳はこちらです!


そして、この取り組みをより確固としたものとするためには、現場レベルでの活動のみならず、準郡レベルへの働きかけも必要です。次回は、準郡で実施した活動について報告します☆

*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております



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2018年1月20日土曜日

【環境保全】レモングラス栽培を通した環境保全プロジェクトを視察しました@ウガンダ

地球環境基金様からのプロジェクト
をGBNの大西が視察(2017年8月)したときのご報告です。

前回ご報告した「青少年、女性に対するレモングラス栽培・環境保全トレーニング」を受講した青年を訪ねました。
 
トレーニングを受けた青年


青年が始めたレモングラス栽培

この写真はトレーニングを受けた後にレモングラスの栽培を始めた様子です。


岩の間にも育つレモングラス

土地にはたくさんの岩や石がありますが、レモングラスは非常に強い草で、きちんと栽培すれば堅固な岩の間にも育ってくれる、そして水の流出による土壌汚染も防ぎ、環境保護にもつながります。

地域住民が畑を燃やしている煙

その一方で、上記の写真の背景に見える煙ですが、耕作地を求めて地域住民が畑を燃やしている風景も見られます。このように燃やしてしまうことが環境悪化につながるのですが、まだそのような知識が浸透していない様子が見受けられます。

今後、環境保護に対する意識の向上および教育を広げることが重要です。そのために、子どもたちに環境保全に関する意識を高めておくことが、将来の環境保全にも繋がっていくと考えます。本事業では、地域の学校で子どもたちを対象に環境教育に取り組んでいきます。

現地パートナー団体のSORAK代表が刈り取りの指導をしている様子

こんな小さな子もお手伝い

さらに、周辺の農家がレモングラスを栽培し収穫した後、SORAKが彼らからレモングラスを買い取ります。レモングラスを植えてからたった3-4か月で収穫でき、収穫したレモングラス1トン(t 1000kg)につき約$285で買い取ります。
この収入があれば、学校に通わせるにも十分です。

SORAKが所有する蒸留機でレモングラスのエッセンシャルオイルを生産し、その売り上げが収入向上支援にもなります。
 
 
SORAKが所有するレモングラス蒸留機

レモングラスを入れる

前から見た様子

ここで火を焚く

 
レモングラスのエッセンシャルオイル
トレーニングを受けた青年は、実際にレモングラスの栽培を実施し、それが環境保護にもなり、また収入向上という支援にも繋がる本プロジェクトは意義のあるものと話してくれました。

これからもGBNは本プロジェクトをサポートしていきます!

次回のレポートでは、初等学校で実施した「環境保全の啓発キャンペーン」についてご報告いたします!

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2018年1月15日月曜日

【環境保全】女性と青少年対象のレモングラス栽培・環境保全トレーニングのご報告

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。


今年2度目の投稿は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動です。


GBNの活動で環境保全に関するレポートはこれがとなります!

報告に時間がかかり申し訳ございません(^^;)



女性と青少年を対象に、
①レモングラス栽培をすることで環境保全を実施できるようにする
②レモングラス栽培の戦略を立てることで環境保全を促進できる方法について議論する
という目的でトレーニングを実施しました。

ムベンデ県内の2つの地域で実施し、女性対象のトレーニングでは99名、青少年対象のトレーニングでは101名もの方々が参加しました!
また、トレーニングには準郡代表者や議長も参加し、地域全体で環境保全に高い関心を持つ様子が窺えました。

実施日:
女性向けトレーニング:2017420日、526
青少年向けトレーニング:2017427日、61

トレーニングの内容は以下の通りです。
<青少年向けのトレーニング内容>
①レモングラス栽培の重要性と環境保全に関する強化の必要性
②環境保全における青少年の役割の理解の必要性と青少年がレモングラス栽培に取り組む重要性

<女性向けのトレーニング内容>
①収入向上活動および生活向上の施策としてのレモングラス栽培の重要性
②女性の失業率が最悪の中、レモングラス栽培を通して環境改善に向けた環境保護・施策に女性が最大限関与することの必要

トレーニングを実施したことで、SORAK・準郡代表及び青少年や女性たちが環境悪化をもたらす問題を議論したり、レモングラス栽培は環境保全だけでなく、収入向上活動としても最も実践的な活動として新たな方向性を見出したりもしました。

トレーニングを受けた青少年の一人は、このような感想を下さいました。
「レモングラスが環境を守り、さらに生活のためのお金が稼げるなんて知らなかったので、本当に驚きました。植え付けのためのレモングラスの房が配布されたらすぐ植えます!」

この活動から、女性や青少年に向けてレモングラス栽培が環境保全に役立つこと、収入向上にも有効であることを伝えることができました。

より詳しい内容は以下からご覧ください。
・青少年向けトレーニング
・女性向けトレーニング


次回のレポートでは、GBN大西による現地視察(20178月)の報告を致します。
(トレーニングを受け、レモングラス栽培を始めた若者を訪ねました!)




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2018年1月4日木曜日

【女の子の教育環境改善】ベースライン調査と終了時評価の報告

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、ウガンダで新たなプロジェクトを開始するなど、Global Bridge NetworkGBN)にとって大きな動きのある1年でした。
皆さまのご支援に厚く感謝いたします。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、2018年最初の投稿は、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」のベースライン調査と終了時評価の報告です。



ベースライン調査は、現状の課題を理解し、本プロジェクトをより効果的に実施するために調査を行ったものです。(20174月実施)

聖ジョセフ・チバリンガ初等学校での調査中の様子(ベースライン調査)

終了時評価では、プロジェクト実施後の効果を確認しています。また、今後の更なる事業展開に向けた提案もなされています。(201710月実施)
なぜこのプロジェクトが行われ、結果的にどうなったのか?ということが伝わるかと思います。お時間がありましたら、他活動レポートも併せて読んで頂けますと幸いです。

<ベースライン調査>
このベースライン調査では、生理が始まった女子生徒へのヒアリングも行うなどして、生理時における正しい衛生管理がなされていないこと、また教員・保護者等の理解、政府からの支援も不十分であることが明らかとなりました。


以下、一部レポート内容を抜粋します。
「学校の行政、教員、女性教員、生徒たちは生理用品が急務だと意見が一致している。また、生理時の必需品だけでなく、使用法などのトレーニング、洗面所などのインフラの整備、保護者・母親などを巻き込んだ再利用可能な生理用布ナプキンの作成などの取り組みは、この活動に賛同し、持続させるためにも必須である。」

より詳しい情報はこちら!
ベースライン調査の実施報告_20170403.pdf

<終了時評価>
「月経時の衛生管理」や「生理用布ナプキン作成」などのトレーニングを、女子生徒、男子生徒、教員、保護者を対象に行いました。その結果、「月経における衛生管理」のワークショップ後に見られた女子学生と保護者の変化で挙がった内容を一部ご紹介します。

 適切な月経に関する衛生管理を学び実施するようになった(31.3%)
 布ナプキンの作り方を学び、それを使えるようになった(37.5%)
 女子生徒は保護者や身近な大人に生理について話ができなかったが、トレーニングの後はオープンに話せるようになったと回答(6.3%)

また、男子生徒の態度も大きく変化し、プロジェクトによる啓発後は女子をからかわなくなりました。突然の生理がきて、経血が漏れている女子を見ると、他の女子にナプキンがないか聞いてあげたり、自分のセーターやジャケットを貸してあげたり、学校の女性教員に知らせてくれたりする姿も見られました。
生理中の学校出席率も向上し、95%の女子生徒は過去3か月間に生理で学校を休んでいないという結果が出ました。
ルワウナ初等学校でのディスカッション中の様子(終了時評価)

より詳しい情報はこちら!
MHM インパクト調査報告_2017.pdf

以上から、生理をめぐる女子生徒への教育環境が改善されたことが伝わるかと思います。
今後もこの事業を継続し、更に拡大していけるよう取り組みたいと思っております。
皆さまの変わらぬご支援を賜れますよう、宜しくお願い申し上げます。

そして、本年もGBNをよろしくお願い申し上げます。

2018年元日

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