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2018年10月1日月曜日

【女の子の教育環境改善】販売用の生理用布ナプキンの生産販売


株式会社ラッシュジャパン様のからの助成による、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目の報告の続きです!


SORAKの作業所にて生理用ナプキン生産

本日は、「生理用布ナプキン作成・サプライチェーンと地域への普及」活動として、SORAKの作業所での布ナプキン作成開始について報告します。

活動の目的は第1期プロジェクトで建設した作業所にて布ナプキン作成を開始し、地域の人々が購入できる価格帯で販売することで、売上を材料の購入等に充当し、活動を継続することです。また、生理用布ナプキンを低価格で提供することにより、より広範囲に布ナプキンが普及し、女子生徒が生理中でも通学できることを目的としています。

理用布ナプキンで使用するコットン(脱脂綿)

作業所にて布ナプキンの裁断

作業所にてボタン押し機でボタンの設置


ナプキンの梱包


SORAKが生産した ‘Happy Pad’(生理用布ナプキン)が完成しました! 

オリジナル商品:生理用布ナプキン「Happy Pad」



より多くの女の子たちが学校に通えるよう、引き続きプロジェクトを実施していきます。


活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。


 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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2018年9月16日日曜日

【環境保全】 女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、今年度(2018) ‘初’の活動報告です。


環境保全としてのレモングラス栽培の重要性について説明するSORAK代表



本事業も無事に2年目に突入し、活動は順調に進んでいるものの、多くの場所で害虫の影響で栽培したレモングラスが枯れてしまうという被害があったとの報告がありました。


そうはいっても、プロジェクト自体は順調に進んでいます!


さて、今回は20185月に実施した「女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング」について報告します。


行政区2か所で2回ずつ実施し、それぞれ男性43名・女性118名の計161名が参加しました。圧倒的に女性が多いです。

<トレーニングの内容>
  • レモングラス栽培は女性と青少年層の関わりが必要不可欠であること。
  • 環境保全関連の法律(規制)の強化の必要性。
  • 参加者が環境保全における自分たちの役割を自覚する必要性。
  • レモングラス栽培の重要性。


熱心に耳を傾ける参加者



今回のトレーニングでは下記の成果が上がりました。
  • 参加者にレモングラス栽培だけでなく、植林などの環境保護活動に取り組むように促した。
  • 行政区の指導者達に対し、環境悪化に繋がる行為を監視する役割を担わせた。
  • 参加者全員が、湿地帯への侵入や森林伐採など、環境に関する法を犯した者への厳しい処罰を下すことに同意した。


今回のトレーニングでは、それぞれの地域で引き起こされた環境破壊の問題について話し合い、環境に関する法規制について、参加者が再確認する機会になりました!



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年9月2日日曜日

【女の子の教育環境改善】生徒による「月経衛生クラブ」の設立

株式会社ラッシュジャパン様のからの助成による、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目の報告の続きです!

本日は、活動2-1「生徒による『月経衛生クラブ』を設立し、月経時の衛生管理について指導できるトレーナーの育成」(20183月)の報告です。


月経衛生クラブのメンバーにふさわしいと思う生徒の名前を挙げる生徒達

 『月経衛生クラブ』とは、月経時の衛生管理・性教育・ジェンダー啓発活動を生徒たち自身で行うクラブ活動のことで、Child-to-Child アプローチを用います。

注)Child-to-Child アプローチとは、子ども達が自ら身につけた知識や技術を、同様の環境にいる子ども達にも伝授していくことです。

学校教員の協力の下、クラブ活動として定着させることで、プロジェクト終了後も布ナプキンの作り方や月経時の衛生について伝授し続けることを目的としています。

今回は、各対象校3校にて、『月経衛生クラブ』のメンバーの選抜(女子8名、男子4名)を行いました。

クラブのメンバーの選抜は、第1期でトレーニングを受けた生徒を中心に、立候補や推薦を行いました。その結果、活動1-1生徒から生徒へ行う月経時の衛生管理トレーニングを受講した生徒のうち80%がクラブのメンバーとして選抜され、他の20%の生徒はトレーニングを受けていないが、コミュニケーション力、能力、積極性が優れており、選抜されました。

立候補、または推薦のため手を挙げる生徒達

クラブの役割と責任について説明するスタッフ

選抜されたメンバーのグループ写真



『月経衛生クラブ』の責任として、以下のような活動も含まれます。
  • 月経時の衛生管理の実施:月経に関わる問題に対する意識を高める活動や、他の生徒の相談にのるカウンセリング、そして布ナプキン作成の指導をする
  • ジェンダー、性教育、そして性と生殖に関わる健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)についての研修の実施
  • 自分たちが作った布ナプキンの販売先を地域の市場や学校内で探す。


活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。

 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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2018年7月5日木曜日

【女の子の教育環境改善】生理用布ナプキン作成と月経時の衛生管理トレーニング

株式会社ラッシュジャパン様からの助成により、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目がいよいよ始まりました!

トレーニングを受けた生徒たち

本日は、活動1-1「生徒から生徒へ指導するための、生理用布ナプキンの作成・月経時の衛生管理トレーニング」(20183月)の報告です。

今期は、第1期で実施した活動を「定着」させること、そしてさらに広範囲に「生理用布ナプキン」を普及させることにより、多くの女子生徒が継続して学校に通えるよう尽力します。

今回、私たちはChild-to-Child アプローチ(子ども達が自ら身につけた知識や技術を、同様の環境にいる子ども達にも伝授していくこと)という手法を活用します。生徒自らが他の生徒に生理用布ナプキンの作り方を指導できるようにするためのトレーニングです。

本トレーニングには、第1期で布ナプキン作成トレーニングを受講した生徒を中心に、対象校3校から女子12名、男子6名、合計18名の生徒が参加しました。

トレーニングのテーマ
  • 再利用可能な生理用布ナプキンの作成
  • 月経に関する一般的な知識
  • 月経の周期サイクル
  • 月経の兆候・症状/特徴
  • 生理痛や他症状と、生理痛を改善する自然療法
  • 月経時の衛生管理



月経時の衛生管理について発表する男子生徒

布ナプキンを作成中(男子生徒もしっかり学んでいます!)

布ナプキンの使い方を説明する生徒たち


トレーニングの成果
  • 18名全員(女子12名、男子6名)が、ひとり2つずつ布ナプキンを作成することができた。
  • 生徒たちは月経にまつわる神話・症状や周期、またそれにどう対応すればいいのか、その概要について自信を持って(生理について言及するのはタブーという慣習がある)自由に説明することができるようになった。
  • 参加者は、使用済みナプキンの適切な破棄方法、洗い方と乾かし方、同じナプキンを12時間以上使用しないことなど、月経時の適切な衛生管理方法を説明することができるようになった。


本セッションを受講した生徒たちは、それぞれの学校にて他の生徒たちへトレーニングを実施します!

活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。

 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。



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2018年6月20日水曜日

活動報告: Sanyu! No.2 (2018年6月9日)

皆さま、こんにちは! Global Bridge Network(GBN)です。

6月9日(土)に、Sanyu! No.2を開催しました!
昨年8月に開催したSanyu!の第2弾イベントです。

Sanyu(サニュ)は、ウガンダの言葉でHappyを意味します。アフリカには貧困など様々な課題がありますが、一方で身体が自然と踊り出すようなダンスや力強い太鼓、おしゃれな雑貨など親しみやすい面がたくさんあります。

アフリカのそうした一面を感じていただきながら、真面目に・楽しくお伝えするのが今回のイベントの目的です。


当日の会場の様子。
浜松町にあるアフリカンレストラン、カラバッシュ様にて開催しました!
(撮影者:卯月)

ウガンダの伝統衣装、カンズー(中央の男性)。
女性の伝統衣装のゴメス(ピンクの洋服を着た女の子)と
アフリカの布(チテンジ)で作ったワンピースを着た、
かわいい姉妹もお越し下さいました♪
(撮影者:卯月)

当日は、GBNの活動紹介、ウガンダの文化紹介、ジャンベ(アフリカの太鼓)とアフリカンダンスショー、ライブペイントショー、最後にウガンダの音楽に合わせてダンスを来場者の皆さんと踊るというプログラムでした!

日本人のみならず、アフリカの方々も含め40名ほどのお客様がお越し下さり、大盛り上がりのイベントとなりました♪

GBN活動紹介
(撮影者:卯月)

ウガンダの文化紹介
(撮影者:卯月)

ウガンダにまつわるQ&Aセッション
 Arafatくんが自分で作ったクイズを出して盛り上げてくれました!
(撮影者:卯月)

TEEJさんのライブペイント
インスピレーションで素敵な絵を描いていただき、
さらにダンスまで踊っていただきました!


アフリカンたいこ教室Djembe Playersの花岡さんと皆さま
迫力満点で身体も自然と動いてしまいます♪
(撮影者:卯月)
ダンスと太鼓
息の合った太鼓とダンスを披露しました
(撮影者:卯月)

花岡さんの太鼓演奏
(撮影者:卯月)

花岡さんの太鼓演奏とAtsukoさんのダンス
花岡さんの太鼓の音とAtsukoさんのダンスは圧巻でした!
(撮影者:卯月)
ウガンダの音楽に合わせたダンスタイム
(撮影者:卯月)
ノリノリのウガンダ人のみんなに合わせて
(撮影者:卯月)
参加者全員でウガンダの音楽とダンスで大盛り上がり!
(撮影者:卯月)

前回に続き、今回も快くコーディネートをつとめて下さったStudio BarjaraのAtsukoさん、
イベントの計画からMCまで務めて頂いたUganda Diaspora Japan (在日ウガンダ人の会)のYamaguchi さん、
素敵な太鼓の演奏をしてくださったアフリカンたいこ教室のDjembe Playersの花岡さんと皆さま、
ステキな絵を生で描いて下さったアーティストのTEEJさま、
Studio Barjaraのダンサーの皆さま、
お手伝いに来てくれたウガンダ人のArafatさん、Raffさん、Preciousさん、
本当にありがとうございました!

司会を手伝ってくれたYamaguchi さん
(撮影者:卯月)

通訳を担当したRaffさん
(撮影者:卯月)

会場を盛り上げてくれたArafatくんとPreiiousちゃん
(撮影者:卯月)

アフリカン雑貨の物販コーナーを手伝ってくれた
ウガンダの元青年海外協力隊のお二人。
ありがとうございました!
(撮影者:卯月)

そして、参加していただいた皆様、本当にありがとうございました!

皆さま、‘Sanyu’な気持ちになっていただけましたでしょうか。

笑顔で「楽しかった!」と言ってもらえたことが私たちにとって何より嬉しいことです。

第3弾もぜひ企画したいと思っておりますので、また皆さまとお会いできることを楽しみにしています!

TEEJさん作
完成した素敵な絵 

引き続き、GBNを宜しくお願い致します。 



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2018年5月23日水曜日

【環境保全】環境保全を目的とした農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大


皆さま、こんにちは。Global Bridge NetworkGBN)です!


さて本日は、昨年度に実施した「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」の活動報告です。

今回は「活動3:環境保全を目的とした女性や青少年の農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大」を報告させていただきます。昨年度に実施した事業において、最後の活動報告となります!


レモングラス農家のモニタリング

活動3では、レモングラス栽培が実際に実施されるよう、レモングラスの苗を農家(活動1のレモングラス栽培・環境保全・トレーニングを受講した女性・青少年を中心)に配り、定期的(月に1回)にモニタリングを行い、アドバイスや指導、情報交換などをしながらレモングラス栽培を促進しました。

レモングラス栽培は、土壌侵食から土地を保護する役割があり、このようにレモングラス栽培が拡大することで環境保全に大いに貢献します。
 
苗の配布

また、収穫したレモングラスを私たちの現地のパートナー団体のSORAKが買い取り、SORAKが所有するレモングラス蒸留機にて、レモングラスエッセンシャルオイルの精製もしました。


収穫したレモングラス

レモングラスエッセンシャルオイルの精製

さらに、使用済みレモングラス(蒸留した後のレモングラス)を、バナナ農家へ提供し、バナナ栽培のたい肥として再活用しました。蒸留済みレモングラスは分解され有機物となり、雑草及び土壌肥沃の管理に役立つとのことで、高品質のバナナの収穫が実現しました。まさに、効率的なリサイクルです!


バナナ農園


課題としては、雨季になるとが大雨で道が壊れて通行できなくなることで、またレモングラスの蒸留機でのオイルの生産処理が手作業になるため時間がかかること、今後は電力化をすることで時間の効率化を図りたいとのことでした。

<主な成果>
  • 農家200名がレモングラス栽培活動のため、植え付け用レモングラス苗の調達及び配給の受益者となった。
  • 月次モニタリング訪問の結果、高品質のレモングラス栽培が可能となり、エッセンシャルオイルの生産量の増加につながった。
  • 分解され肥料になることを目的に提供した蒸留済みレモングラスのおかげで、バナナ収穫量が増加した。


以上で昨年度の本事業に関する報告は終わります。
2018年も引き続き、事業を進めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます!


活動3の詳しい内容はこちらをご覧ください。



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年5月9日水曜日

【環境保全】 準郡代表による湿地保護に向けた現場モニタリング


皆さま、GWはいかがお過ごしましたでしょうか。

本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告の続きです。


昨年度の報告がまだ続いておりますが、現地での事業は順調に進んでおります!


前回は201710月に実施した「4つの準郡議会にて環境保全の法体制について議論と討議」について報告しました。


今回は201712月に実施した「4準郡の各代表による湿地帯の環境保全に向けた現場モニタリング」について報告します。



燃焼による環境破壊をモニタリング


本プロジェクトを実施している地域では、人々が農作地を求めて湿地帯へ侵入することから引き起こされる環境破壊が後を絶ちません。湿地帯は人々の大切な水資源であり、埋め立てたり、燃やしたりして破壊されると、予期せぬ干ばつなどに見舞われるときなど水源がなく大変なことになります。


そこで、準郡の代表たちを連れて、実際に自分たちの地域(準郡)で環境破壊が進んでいる現場に出向き、モニタリングを行いました。


参加した準郡は前回と同じ、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4準郡、計600名が参加しました。


モニタリングでは、以下のような環境破壊が進んでしいました!


燃焼された木

埋め立てられた湿地
湿地帯に建設された排水路


不当投棄され散乱したゴミの山


モニタリングの後の振り返り会議では、下記のような提案が上がりました。

1.     湿地被害を食い止めるための定期的な該当地域の訪問

2.     地域住民に対する湿性植物の燃焼や湿地破壊による危険についての啓発

3.     土地を不当に侵す人物(侵入者)の逮捕や処罰



本モニタリングの1ヶ月後、湿地帯の侵入を防ぐために境界線が引かれました

湿地帯のの境界線の線引き


準群代表たちは荒廃した湿地帯や環境破壊が進んでいる現場を実際に目の当たりにし、より具体的な課題、また環境を守るため自分たちの役割が明確になったようです



現場モニタリング後の振り返りミーティング



モニタリングの詳しい内容はこちらをご覧ください。




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