ラベル 環境保全と地域活性化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 環境保全と地域活性化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年2月19日火曜日

【環境保全】 学校16校で「環境保全クラブ」導入と環境保全活動


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、今年度3回目の活動報告です。

環境保全クラブの学校での植樹活動

さて、今回は20186月~9月に実施した「活動1.7 学校16校で「環境保全クラブ」導入と植林などの環境保全活動 」について報告します。

ムベンデ県内の16校、それぞれ20名の生徒による「環境保全クラブ」を結成し、学校内での環境破壊について監視と報告、また樹林活動などを実施しました。

クラブの役割
  • 環境教育が発展する機会を提供し、クラブが生徒たちの指導チームとなって校内の環境問題に対する責任を果たす。クラブは環境に影響を及ぼす問題であればどんなものでも他の生徒を率いて取り組む役割りを担っている。
  • 他の生徒たちに環境問題について伝え、廃棄物管理、土壌保全、植樹活動を実施する。
  •  学校全体と団結し、校内環境に対する意識改革、提言活動、保全活動、維持管理を生み出す。


 
植樹活動の始動に立ち会ったSORAKスタッフ


子どもたちが届けられた苗木を運ぶ様子

成果として、クラブが実施した植樹活動を通し、環境に確実に良い効果を出し、また廃棄物の適切かつ衛生的な管理について他の生徒たちの意識も高まったとのことです!

学校をベースとした環境保全クラブを無事導入でき、クラブの生徒たちは環境を守るためにSORAKや学校と協力し活動していくことを約束してくれました!


活動詳しい内容はこちらをご覧ください。
プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら

2018年12月3日月曜日

【環境保全】 学校の子どもを対象に環境教育と啓発キャンペーン

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、今年度2回目の活動報告です。

小学校にて啓発キャンペーン


20186月に実施した「活動1.6学校の子ども達向けに実施した環境教育と啓発キャンペーン」について報告します。

ムベンデ県内の16校、約8000名の生徒を対象に環境教育と啓発キャンペーンを実施しました。

<キャンペーンの目的>
  • 子どもに対し、あらゆる環境保全対策を通じて、環境を大切にする重要性を伝えること。
  • 学校に対し、植林、レモングラス栽培、環境保護の法律策定等、学校を通して環境保全に取り組む意識を高めてもらう事。






今回のトレーニングでは以下の成果と提案が上がりました。

I.  子ども達は、環境保護に関する校則を破ると罰則に繋がる事を認識した。
II. 子ども達は、両親にも環境保護の大切さをわかってもらうため、学校で学んだ事を両親に共有する事を約束した。
III.  教員は、学校や地域社会で環境保全につながるの学校への苗木の提供について感謝の意を表した。
今回のトレーニングでは、子ども達だけでなく教員にも環境に関する意識を高める機会となりました。
また、学校でも環境に関する校則を強化し、環境保護に関する取り組みを積極的に行う機会となりました!

活動詳しい内容はこちらをご覧ください。
プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら

2018年9月16日日曜日

【環境保全】 女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、今年度(2018) ‘初’の活動報告です。


環境保全としてのレモングラス栽培の重要性について説明するSORAK代表



本事業も無事に2年目に突入し、活動は順調に進んでいるものの、多くの場所で害虫の影響で栽培したレモングラスが枯れてしまうという被害があったとの報告がありました。


そうはいっても、プロジェクト自体は順調に進んでいます!


さて、今回は20185月に実施した「女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング」について報告します。


行政区2か所で2回ずつ実施し、それぞれ男性43名・女性118名の計161名が参加しました。圧倒的に女性が多いです。

<トレーニングの内容>
  • レモングラス栽培は女性と青少年層の関わりが必要不可欠であること。
  • 環境保全関連の法律(規制)の強化の必要性。
  • 参加者が環境保全における自分たちの役割を自覚する必要性。
  • レモングラス栽培の重要性。


熱心に耳を傾ける参加者



今回のトレーニングでは下記の成果が上がりました。
  • 参加者にレモングラス栽培だけでなく、植林などの環境保護活動に取り組むように促した。
  • 行政区の指導者達に対し、環境悪化に繋がる行為を監視する役割を担わせた。
  • 参加者全員が、湿地帯への侵入や森林伐採など、環境に関する法を犯した者への厳しい処罰を下すことに同意した。


今回のトレーニングでは、それぞれの地域で引き起こされた環境破壊の問題について話し合い、環境に関する法規制について、参加者が再確認する機会になりました!



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら

2018年5月23日水曜日

【環境保全】環境保全を目的とした農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大


皆さま、こんにちは。Global Bridge NetworkGBN)です!


さて本日は、昨年度に実施した「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」の活動報告です。

今回は「活動3:環境保全を目的とした女性や青少年の農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大」を報告させていただきます。昨年度に実施した事業において、最後の活動報告となります!


レモングラス農家のモニタリング

活動3では、レモングラス栽培が実際に実施されるよう、レモングラスの苗を農家(活動1のレモングラス栽培・環境保全・トレーニングを受講した女性・青少年を中心)に配り、定期的(月に1回)にモニタリングを行い、アドバイスや指導、情報交換などをしながらレモングラス栽培を促進しました。

レモングラス栽培は、土壌侵食から土地を保護する役割があり、このようにレモングラス栽培が拡大することで環境保全に大いに貢献します。
 
苗の配布

また、収穫したレモングラスを私たちの現地のパートナー団体のSORAKが買い取り、SORAKが所有するレモングラス蒸留機にて、レモングラスエッセンシャルオイルの精製もしました。


収穫したレモングラス

レモングラスエッセンシャルオイルの精製

さらに、使用済みレモングラス(蒸留した後のレモングラス)を、バナナ農家へ提供し、バナナ栽培のたい肥として再活用しました。蒸留済みレモングラスは分解され有機物となり、雑草及び土壌肥沃の管理に役立つとのことで、高品質のバナナの収穫が実現しました。まさに、効率的なリサイクルです!


バナナ農園


課題としては、雨季になるとが大雨で道が壊れて通行できなくなることで、またレモングラスの蒸留機でのオイルの生産処理が手作業になるため時間がかかること、今後は電力化をすることで時間の効率化を図りたいとのことでした。

<主な成果>
  • 農家200名がレモングラス栽培活動のため、植え付け用レモングラス苗の調達及び配給の受益者となった。
  • 月次モニタリング訪問の結果、高品質のレモングラス栽培が可能となり、エッセンシャルオイルの生産量の増加につながった。
  • 分解され肥料になることを目的に提供した蒸留済みレモングラスのおかげで、バナナ収穫量が増加した。


以上で昨年度の本事業に関する報告は終わります。
2018年も引き続き、事業を進めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます!


活動3の詳しい内容はこちらをご覧ください。



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら


2018年5月9日水曜日

【環境保全】 準郡代表による湿地保護に向けた現場モニタリング


皆さま、GWはいかがお過ごしましたでしょうか。

本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告の続きです。


昨年度の報告がまだ続いておりますが、現地での事業は順調に進んでおります!


前回は201710月に実施した「4つの準郡議会にて環境保全の法体制について議論と討議」について報告しました。


今回は201712月に実施した「4準郡の各代表による湿地帯の環境保全に向けた現場モニタリング」について報告します。



燃焼による環境破壊をモニタリング


本プロジェクトを実施している地域では、人々が農作地を求めて湿地帯へ侵入することから引き起こされる環境破壊が後を絶ちません。湿地帯は人々の大切な水資源であり、埋め立てたり、燃やしたりして破壊されると、予期せぬ干ばつなどに見舞われるときなど水源がなく大変なことになります。


そこで、準郡の代表たちを連れて、実際に自分たちの地域(準郡)で環境破壊が進んでいる現場に出向き、モニタリングを行いました。


参加した準郡は前回と同じ、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4準郡、計600名が参加しました。


モニタリングでは、以下のような環境破壊が進んでしいました!


燃焼された木

埋め立てられた湿地
湿地帯に建設された排水路


不当投棄され散乱したゴミの山


モニタリングの後の振り返り会議では、下記のような提案が上がりました。

1.     湿地被害を食い止めるための定期的な該当地域の訪問

2.     地域住民に対する湿性植物の燃焼や湿地破壊による危険についての啓発

3.     土地を不当に侵す人物(侵入者)の逮捕や処罰



本モニタリングの1ヶ月後、湿地帯の侵入を防ぐために境界線が引かれました

湿地帯のの境界線の線引き


準群代表たちは荒廃した湿地帯や環境破壊が進んでいる現場を実際に目の当たりにし、より具体的な課題、また環境を守るため自分たちの役割が明確になったようです



現場モニタリング後の振り返りミーティング



モニタリングの詳しい内容はこちらをご覧ください。




*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら


2018年4月30日月曜日

【環境保全】 環境保全の"法体制"について4準郡にて議会と討議


皆さま、ご無沙汰しております!Global Bridge NetworkGBN)です。 


本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告の続きです。


前回は20179月に実施した「プロジェクト地域の環境改善や課題に関する4準郡の郡長を
交えた対話(dialogue)会議」を報告しました。


今回は201710月に実施した「4つの準郡議会にて環境保全の法体制について議論と討議」について報告します。


何だか難しそうなタイトルですが、
「環境を守るための法や規制があり、その規制を実施しよう!」
ということを地域の役人に自覚してもらい、環境保全を促進していこうという内容です。


前回は「環境悪化を改善するための対話」が中心でしたが、今回は「環境保全に関する法や規制」について話し合いました。


参加した準郡は前回と同じ、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4準郡、それぞれ40名の参加者、計160名が参加しました。

準郡での討論の様子

ウガンダでは1995年に環境に関する法の枠組み(環境の持続可能な管理)としてウガンダの国家環境法が施行され、またそれぞれの準郡で環境に関する法や規制があるにも関わらず、住民による湿地帯への侵入により環境悪化が進んでいます。

法が存在していても施行されなければ意味がありません。

まずは住民に「湿地帯への侵入・耕作は違法である」ことを周知し、地域の指導者達に法を犯した者を取り締まる仕組みを作る必要があります。


今回の討論では下記のような提案が上がりました。
  • 準郡、および郡指導者は、湿地帯の環境悪化による危険について一般民衆に啓発し続ける。
  • 準郡の技術部門代表らは、1995年施行国家環境法の規定に従い、環境を統治する法律の実施及び施行することを求められる。
  • 準郡の環境委員会は、環境を監視(モニタリング)する役割をより強化し、湿地帯で人の手による耕作等の活動が確実に行われないようにする。



埋め立てられた湿地帯

今回の討論では準郡の指導者たちに法の施行を強化する役割を自覚してもらう機会となりました。

討論のより詳しい内容はこちらをご覧ください。

準郡の指導者自ら積極的に環境保護に取り組んでいくよう、今後もサポートしていきます!


*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら