2018年5月23日水曜日

【環境保全】環境保全を目的とした農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大


皆さま、こんにちは。Global Bridge NetworkGBN)です!


さて本日は、昨年度に実施した「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」の活動報告です。

今回は「活動3:環境保全を目的とした女性や青少年の農民コミュニティ支援によるレモングラス生産の拡大」を報告させていただきます。昨年度に実施した事業において、最後の活動報告となります!


レモングラス農家のモニタリング

活動3では、レモングラス栽培が実際に実施されるよう、レモングラスの苗を農家(活動1のレモングラス栽培・環境保全・トレーニングを受講した女性・青少年を中心)に配り、定期的(月に1回)にモニタリングを行い、アドバイスや指導、情報交換などをしながらレモングラス栽培を促進しました。

レモングラス栽培は、土壌侵食から土地を保護する役割があり、このようにレモングラス栽培が拡大することで環境保全に大いに貢献します。
 
苗の配布

また、収穫したレモングラスを私たちの現地のパートナー団体のSORAKが買い取り、SORAKが所有するレモングラス蒸留機にて、レモングラスエッセンシャルオイルの精製もしました。


収穫したレモングラス

レモングラスエッセンシャルオイルの精製

さらに、使用済みレモングラス(蒸留した後のレモングラス)を、バナナ農家へ提供し、バナナ栽培のたい肥として再活用しました。蒸留済みレモングラスは分解され有機物となり、雑草及び土壌肥沃の管理に役立つとのことで、高品質のバナナの収穫が実現しました。まさに、効率的なリサイクルです!


バナナ農園


課題としては、雨季になるとが大雨で道が壊れて通行できなくなることで、またレモングラスの蒸留機でのオイルの生産処理が手作業になるため時間がかかること、今後は電力化をすることで時間の効率化を図りたいとのことでした。

<主な成果>
  • 農家200名がレモングラス栽培活動のため、植え付け用レモングラス苗の調達及び配給の受益者となった。
  • 月次モニタリング訪問の結果、高品質のレモングラス栽培が可能となり、エッセンシャルオイルの生産量の増加につながった。
  • 分解され肥料になることを目的に提供した蒸留済みレモングラスのおかげで、バナナ収穫量が増加した。


以上で昨年度の本事業に関する報告は終わります。
2018年も引き続き、事業を進めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます!


活動3の詳しい内容はこちらをご覧ください。



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年5月20日日曜日

イベントのお知らせ:Sanyu!_第2弾(2018年6月9日(土)@浜松町)

みなさま、こんにちは☆Global Bridge Network(GBN)です!

今年度初のイベント”Sanyu!”_第2弾のお知らせです。

アフリカンダンススタジオの先生とのコラボ企画_第2弾です!
今回は浜松町の’Calabash’というアフリカンレストランを貸し切って、ダンスや音楽、ライブペイント、そしてウガンダの音楽に合わせてウガンダ人によるダンスセッションも行います

GBNからはウガンダの文化紹介、また現在ウガンダのムベンデ県で実施している環境にやさしい’レモングラス栽培’を動画で紹介します☆
そして、そこから生まれたエッセンシャルオイルの販売も行います。

他にもアフリカ産アクセサリーや雑貨などの販売も行います。

ウガンダの方々からの「ウガンダの良いところも知ってほしい」というリクエストに答えて!?ウガンダの素敵な観光地の動画も流す予定!

また、レストランなので、アフリカの食事もできますよー(別途料金)

ぜひ皆さまお越し下さいね♪以下、イベントの概要です。


素敵なイラストを描いて下さったのは、渡辺真知子さん。
Sanyu!のイメージに合わせて、特別に描いて頂きました♡
当日は、このイラストのポストカードやTシャツをご用意する予定です♪

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"Sanyu"は、アフリカのウガンダの言葉で"Happy"を意味します。

アフリカには貧困や紛争などたくさんの問題がある一方、身体が自然と踊り出すようなダンスや力強い太鼓、おしゃれな雑貨など親しみやすい面もたくさんあります!

今回のイベント"Sanyu!"は、アフリカのウガンダを中心に国際支援活動を行うNPO法人 Global Bridge Network、アフリカンスタイルダンスを行っているSTUDIO BARJARA DANCERS、Drums & Percussionの花岡 英一率いるアフリカンたいこ教室 Djembe Playersとユニークなコラボイベント!

アフリカが抱える問題を知るだけでなく、ダンスや太鼓もお楽しみ頂けます!
また、当日はおしゃれなアフリカン雑貨も多数ご用意しております。

イベントの収益は、経費を除いた全額がNPO法人Global Bridge Networkへの寄付となりますので、皆さまのご参加が国際協力活動にも自然と繋がる仕組みです。
真面目に、楽しく、アフリカについて知りましょう♪

アフリカを知ることで、皆さまがHappyな気持ちになれますように。
そして、ここからアフリカにたくさんのHappyが届きますように!

皆さまのお越しをお待ちしております♪
(シェア大歓迎♪)

・日時:2018年6月9日(土)18:30~21:30
・会場:アフリカンレストランCalabash (
http://www.calabash.co.jp/)
  (最寄駅:JR山手線 浜松町駅すぐ)

・プログラム:
 18:30 オープン
 19:30 スタート
・主催団体
・ウガンダ文化の紹介
・ウガンダQ&Aセッション
 20:30 ダンス&アフリカン太鼓ショー
 21:00 ウガンダダンスタイム
   (ウガンダ人と一緒に踊ろう♪)
 21:30 クローズ

・チケット:前売り2,000円/当日2,500円
(1ドリンク付)
・出演団体:STUDIO BARJARA DANCERS、
アフリカンたいこ教室 Djembe Players
NPO法人Global Bridge Network

・お問合せ: sanyu.event@gmail.com
・お申込み: https://ssl.form-mailer.jp/fms/67d31824571916

・主催: NPO法人Global Bridge Network
http://www.globalbridgenetwork.org
・協賛:在日ウガンダ人の会(UDJ)
・コーディネイト: STUDIO BARJARA
https://www.studio-barjara.com

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2018年5月9日水曜日

【環境保全】 準郡代表による湿地保護に向けた現場モニタリング


皆さま、GWはいかがお過ごしましたでしょうか。

本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告の続きです。


昨年度の報告がまだ続いておりますが、現地での事業は順調に進んでおります!


前回は201710月に実施した「4つの準郡議会にて環境保全の法体制について議論と討議」について報告しました。


今回は201712月に実施した「4準郡の各代表による湿地帯の環境保全に向けた現場モニタリング」について報告します。



燃焼による環境破壊をモニタリング


本プロジェクトを実施している地域では、人々が農作地を求めて湿地帯へ侵入することから引き起こされる環境破壊が後を絶ちません。湿地帯は人々の大切な水資源であり、埋め立てたり、燃やしたりして破壊されると、予期せぬ干ばつなどに見舞われるときなど水源がなく大変なことになります。


そこで、準郡の代表たちを連れて、実際に自分たちの地域(準郡)で環境破壊が進んでいる現場に出向き、モニタリングを行いました。


参加した準郡は前回と同じ、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4準郡、計600名が参加しました。


モニタリングでは、以下のような環境破壊が進んでしいました!


燃焼された木

埋め立てられた湿地
湿地帯に建設された排水路


不当投棄され散乱したゴミの山


モニタリングの後の振り返り会議では、下記のような提案が上がりました。

1.     湿地被害を食い止めるための定期的な該当地域の訪問

2.     地域住民に対する湿性植物の燃焼や湿地破壊による危険についての啓発

3.     土地を不当に侵す人物(侵入者)の逮捕や処罰



本モニタリングの1ヶ月後、湿地帯の侵入を防ぐために境界線が引かれました

湿地帯のの境界線の線引き


準群代表たちは荒廃した湿地帯や環境破壊が進んでいる現場を実際に目の当たりにし、より具体的な課題、また環境を守るため自分たちの役割が明確になったようです



現場モニタリング後の振り返りミーティング



モニタリングの詳しい内容はこちらをご覧ください。




*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年4月30日月曜日

【環境保全】 環境保全の"法体制"について4準郡にて議会と討議


皆さま、ご無沙汰しております!Global Bridge NetworkGBN)です。 


本日は、「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」での活動報告の続きです。


前回は20179月に実施した「プロジェクト地域の環境改善や課題に関する4準郡の郡長を
交えた対話(dialogue)会議」を報告しました。


今回は201710月に実施した「4つの準郡議会にて環境保全の法体制について議論と討議」について報告します。


何だか難しそうなタイトルですが、
「環境を守るための法や規制があり、その規制を実施しよう!」
ということを地域の役人に自覚してもらい、環境保全を促進していこうという内容です。


前回は「環境悪化を改善するための対話」が中心でしたが、今回は「環境保全に関する法や規制」について話し合いました。


参加した準郡は前回と同じ、チバリンガ、ナビンゴーラ、チガンド、カサンビアの4準郡、それぞれ40名の参加者、計160名が参加しました。

準郡での討論の様子

ウガンダでは1995年に環境に関する法の枠組み(環境の持続可能な管理)としてウガンダの国家環境法が施行され、またそれぞれの準郡で環境に関する法や規制があるにも関わらず、住民による湿地帯への侵入により環境悪化が進んでいます。

法が存在していても施行されなければ意味がありません。

まずは住民に「湿地帯への侵入・耕作は違法である」ことを周知し、地域の指導者達に法を犯した者を取り締まる仕組みを作る必要があります。


今回の討論では下記のような提案が上がりました。
  • 準郡、および郡指導者は、湿地帯の環境悪化による危険について一般民衆に啓発し続ける。
  • 準郡の技術部門代表らは、1995年施行国家環境法の規定に従い、環境を統治する法律の実施及び施行することを求められる。
  • 準郡の環境委員会は、環境を監視(モニタリング)する役割をより強化し、湿地帯で人の手による耕作等の活動が確実に行われないようにする。



埋め立てられた湿地帯

今回の討論では準郡の指導者たちに法の施行を強化する役割を自覚してもらう機会となりました。

討論のより詳しい内容はこちらをご覧ください。

準郡の指導者自ら積極的に環境保護に取り組んでいくよう、今後もサポートしていきます!


*本プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年3月11日日曜日

【女の子の教育環境改善】LUSHチャリティバンクによる第2期プロジェクトを開始しました!


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です!

今日は嬉しいお知らせです♪

「LUSHチャリティバンク」の助成金はこちら


 株式会社ラッシュジャパン様のからの助成により、昨年2017年に実施しておりました、

「ウガンダ共和国で生理で学校に行けなくなる女の子の教育環境改善」

の第2期プロジェクトを3月より開始出来ることになりました!


布ナプキント作成トレーニング実施の様子
トレーニングで作成した布ナプキンと女子学生
生理や衛生について話し合う生徒達

1期では、生理用布ナプキン作成・生理時の衛生管理・性教育・ジェンダー啓発を行いました。

男子生徒がジェンダートレーニングを熱心に聞いていました。

女子生徒だけなく、男子生徒、教員、保護者も巻き込んだことで、男子生徒による生理中の女子へのいじめが減少し、学校側の女子生徒へのサポート(プライベートスペースを与える、生徒たちへの啓発)への意識も高まりました。

また家庭内でも、女子が保護者とも生理について会話ができるようになるなど、正しい知識を得ることで意識も変化していくという効果が、学校や家庭で見られました。

ファシリテーターも熱心に指導していました。

2期でのポイントは、第1期で実施した活動を「継続」させる枠組みを作ることです。

生理用布ナプキン作成・生理に関する正しい知識・衛生・性教育・ジェンダー啓発に関する取り組みを学校で継続する仕組みづくり(生徒達による衛生クラブの設立等)、保護者を含めた地域全体での女子の教育サポートへの理解促進と啓発を実施します。

また、生理用布ナプキンの作成および低価格での販売・布ナプキン使用の普及を行うことで、女子生徒が生理中でも継続して通学できるようにすることを目標としています。

少しでも多くの子どもたちの教育環境や生活環境が向上するよう、引き続き現地パートナー団体であるSORAKとともに尽力していきます。

引き続き、皆さまのご支援・ご理解を賜れますと幸いです。


*このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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