2020年1月2日木曜日

GBN代表 大西2019年ウガンダ現地視察メモ


20191028

1.月経衛生管理クラブ-ルワウナムスリム小学校の訪問

学校の先生からの報告:

•副校長マダムビイラより、月経衛生クラブを担当して下さったジュディス先生が亡くなったため、男性教員であるウィルソン氏が月経衛生管理クラブと一緒に働き、その後新しく選出されたシニア女性教師ナルレ・ファリダさんが月経衛生クラブの担当になったと報告された。
•昨年設置した女子の着替え部屋はまだ良い状態である。
SORAKから寄付していたミシンは現在も活用されている。



クラブの生徒たちへのインタビュー

Qハッピーパッド再利用可能な生理用ナプキンの利点は?

•ハッピーパッドは、適切な衛生状態を維持する。

•布ナプキンは洗って再び使えるので費用がかからない。

•布ナプキンの利用で悪臭を防げる。





Q再利用可能な生理用ナプキン生産の課題は?

•トレーナーの数が十分でない

•再利用可能な生理用ナプキンを作るための材料が高い。

•同じナプキンを1年以上使用し続けると、体に良くない。

•私たちはクラブや学校に非常に多くの生徒がいるけれど、ミシンの台数が足りない(1台しかない。)

•材料が十分ない

Q:課題はどうやって克服できますか?

•多くのトレーナーを訓練させる。

•同じナプキンを長期間使用しない。

•ナプキンを作るのに十分な材料を提供する。

•ミシンを追加する。



Q:その他のクラブの課題は?

SORAKが生産しているHappy Padのような高品質なナプキンは作れないので、自分たちが作るナプキンを売れる市場があまりない。

•月経衛生管理クラブにいる男の子は仲間の男の子にいつも笑われる。

•クラブの生徒は、再利用可能な生理用ナプキンの作り方を学ぶため、常に他のメンバーにクラブへの参加を呼びかけているが、ナプキンを作るためのトレーナーとミシンが不足しているため、ナプキン作りの学習者が減った。

今後の予定

•視察に参加したPeace Corpボランティアのエディさんは、ルワウナ小学校の月経衛生に関するセッションに参加し、サポートすると述べた。

SORAKの代表ムハマド氏は、SORAKHappy Pad作りをしているBabiryeさんをルワウナ小学校に派遣して、裁縫訓練をすると伝えた。

•また、ムハマド氏は、学校に再利用可能な生理用ナプキン作りの資材を入手するためのつてを取得するようアドバイスした。

•ムハマド氏はまた、MHMクラブのメンバーにより多くのナプキンを生産し、梱包とボタン留めをしにSORAKオフィスに持ってくるようアドバイスした。

•副校長マダムビイラさんは、生産の機会が増えた場合には、SORAKはより多くの教師にスキルを習得させるべきだと述べた。

SORAKスタッフのシャミムは生徒にナプキンを大量に作成して、学校管理者が展示会を開催し、布ナプキンのマーケットを拡大するようとアドバイスした。

•教員チャールズは、一次退学試験の後の卒業後でも継続的な支援を求めた。



2.カサアナ女性グループ

生理用布ナプキントレーニング後のモニタリング

~話し合われた内容~



•トレーニング後、女性たちは子供たちが自身で再利用可能な生理用ナプキンを作ることを奨励した。

•女性たちはトレーニング後、以前と比べて子供たちと一緒に生理について自由に話すようになった。

•女性グループは毎週日曜日に会って、再利用可能な生理用ナプキンの作り方を学んでいたが、ナプキン作りのための材料が不足している。

•ある女性教師より、再利用可能な生理用ナプキンの材料費が高いと指摘があった。

•個々のメンバーの声

-        ナプキンは非常に快適に使用でき、再洗浄して再利用できる。

-        ナプキンは長く使えるのでお金を節約できる。

-        ナプキンを作って村で売っていたが、材料がなくなった。

-        13組のナプキンを取り、それぞれUGX 6000で販売している。

-        20個のナプキンをコミュニティで販売した。

-        ナプキンを多く生産して売りたい。




•女性グループより、「SORAKが再利用可能な生理用ナプキンを作るための材料をどこで入手するか」と尋ねられ、上記の質問を受け、GBNの大西より「SORAK事務所で素材をストックし、必要に応じてコミュニティの女性に販売する」ことを提案。

SORAK代表のムハマド氏は、女性がナプキン作成に古着を使うことを衛生的に避けることを勧めた。

•大西より、女性グループのメンバ―全てに、SORAKが生産した再利用可能な生理用ナプキン‘ハッピーパッド’の販売エージェントになるようにリクエストした。

•女性メンバーより「ハッピーパッド再利用可能な生理用ナプキンのエージェントとしての資本がない場合はどうしたらいいか」尋ねられ、SORAK代表は「いつでもクレジットで受け取って、ナプキンをコミュニティに販売した後、お金を払い戻すことができる」と答えた。

•上記を受け、みんなでハッピーパッドをグループとして販売することが提案された。
•あるメンバーは、「SORAKが治癒を避けるために赤ちゃんにもハッピーパンパーズ(再利用可能なオムツ)を生産することができるか」と提案し、大西より「来年以降のプロジェクトとして、再利用可能な生理用ナプキンと同時にオムツも製造および販売する」よう提案した。

•最後に、地域の議長が訪ねてきて、SORAKが女性に再利用可能な生理用ナプキンの作り方を訓練しているのを知り、カサアナにプロジェクトの紹介し来てくれたことに感謝し、また女性が主導権を握って学ぶことを奨励した。

女性グループよりお礼のダンス ↓




20191029

3. Ntungamo公立小学校環境保護クラブの視察




•学校のジュリアス教頭先生より環境クラブの生徒たちの助けを借りて校内に木を植えたと説明があり、SORAKスタッフ、GBNの大西、および学校のスタッフは、植えられた木と学校の庭を見に、学校の周りを視察した。










•学校の校長先生は、環境保護クラブには訪問者向けの発表と詩があると述べ、生徒たちのところに行った。SORAKのスタッフとGBNの大西は、学校全体の前で自己紹介をし、SORAK代表は、グローバルブリッジネットワークについて紹介した。



•小学校2年生が環境保護に関する詩を発表した



•小学校6年生もプレゼンテーションを行い、環境を保護するために女児と男児を支援してくれたSORAKに感謝した。
•彼らはまた、私たち全員が環境をより良い場所にするために一生懸命働くことについて歌を歌った。





•彼らはまた、両親がさまざまな障害の少女、無声の女児の教育を支援することについてパフォーマンスをした。
•大西は環境を保護した生徒に感謝し、他の生徒たちにも環境保護のプロセスに参加するよう奨励した。





•クラブのメンバーより

-        庭からポリエチレンバッグも拾っている

-        家畜がそれらを破壊するのを避けるために木の周りに棒を作った。

-        もっと木が必要

-        クラブの会員は、毎週金曜日に会い、木の世話をする。

-        成果を祝うパーティーをやりたい。

SORAKの代表ムハマド氏は、祝賀会の場合、SORAKを招待してほしいこと、我々も何かを寄付すること、音楽システムを提供すること等述べた。



クラブのメンバーからの質問

・環境保護クラブのメンバーにTシャツや制服を提供することは可能か?

・私たちの活動のために長靴を入手することは可能か?


その他

・クラブのメンバーと学校が環境を保護する方法についての文書を現地語で書くことが提案された。

・校長より特に道路の脇から木や作物が破壊されるのを防ぐためにフェンスが必要と訴えられた。

・校長は訪問者に支援のことに感謝し、より多くの機会がある場合、学校への支援も含めてほしいと述べた。


最後に

・クラブのメンバーは、訪問者の大西に感謝としてキャベツが贈呈された。

・校長はGBNの大西に学校への支援に感謝し、彼女に安全な良い旅をするようにと伝えた。


クラブの生徒達が作ったキャベツをいただきました!

2019年の現地視察メモは以上です!

この視察を踏まえ、次年度はより良い支援とより多くの子どもたちの支援ができるように頑張りますので、2020年も何卒よろしくお願いいたします。





*GBNのFacebookページはこちら



2019年12月29日日曜日

【女の子の教育環境改善】パリサ県の学校でジェンダー啓発・性と生殖の健康と権利を含む性教育を実施

「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業 」@ウガンダは3期年目のプロジェクトを実施しています。

こちらをクリックしてください。
 ↓








ご覧いただきありがとうございます!


  *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら


【女の子の教育環境改善】パリサ県の学校で生理用布ナプキン作成のトレーニングを実施

「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業 」@ウガンダは3期年目のプロジェクトを実施しています。

こちらをクリックしてください。
 ↓
活動3_パリサ県の学校で生理用布ナプキン作成のトレーニングを実施








ご覧いただきありがとうございます!


  *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら


【環境保全】「レモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」四半期報告(2019年7月~9月)

「レモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」@ウガンダは無事3年目に入りました☆ 
四半期報告(2019年7月~9月)のご報告です!


こちらをクリックしてください。
 ↓












ご覧いただきありがとうございます!


プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



*GBNのFacebookページはこちら

モビライザーのArafatです!


私はウガンダから来日して、日本の高等専門学校で建築学士を取得し、現在建築の現場監督として働いています。趣味は料理を作ることで、特にウガンダ料理が好きです。国際関係に関しては、ウガンダ大使館で立ち上げられた団体Uganda Diaspora Japan(UDJ)のメンバーとして、モビライザーと人事 のディレクターとしての活動をしています。その影響で、ウガンダ大使館と交流する機会が増え、大使館のさまざまなイベントや活動により、ネットワークを広げることができました。


 Global Bridge NetworkGBN)のメンバーになるきっかけは、私がボランティア活動をすることに対する情熱があったことと、周りの人々を笑顔にするのが好きなこと、国際関係を知り、受け入れ、新しい人々と交流することなどです。私の情熱は、GBNの目的の1つに沿ったものであり、メンバーになることへの関心を高めました。これは本当に光栄なことだと思います。

GBN代表の大西麻衣子さんの主導の下で、GBNは孤児、学生、住民の方々の支援やソーシャルビジネス、国際的なコミュニケーションなどを通じて、異文化理解と相互協力を人々に提供することで様々な成果を上げています。



GBNが開発している教育、環境、医療/健康、衛生、収入改善などの支援活動は、特に子供たちと地域住民の生活環境の改善に焦点を当てています。これは子どもたちが国の未来であり基盤であるからだと思います。国の将来は、子どもがどのような教育を受け、成長する環境に応じて変化する可能性が最も高いからです。

私はアフリカ人として、このような機会がどれほど貴重であるのか、その価値はわかります。それは国の発展にとって重要であり、社会の幸福、経済成長と安全、男女平等と平和の基盤を築くのに役立ちます。

私が一緒に活動しているUDJの組織も、特に発展途上国の農村部での健康と衛生の促進と貧困との闘いを通じて普遍的な価値を達成することを支持し、取り組んでいます。 そのような経験から、GBNのような団体の努力は、ウガンダ人、アフリカ大陸、そして世界全体に大きな利益をもたらすと確信しています。

私の経験に基づいて、人々が生活を改善し、さまざまな活動を行うことを通じて、モビライザーとして 日本とアフリカ諸国のGBNのプロジェクトに貢献したいと思います。





今後ともGBNへの継続的なサポートに、宜しくお願いいたします!

セキット・アラファト




*GBNのFacebookページはこちら