2018年9月16日日曜日

【環境保全】 女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、今年度(2018) ‘初’の活動報告です。


環境保全としてのレモングラス栽培の重要性について説明するSORAK代表



本事業も無事に2年目に突入し、活動は順調に進んでいるものの、多くの場所で害虫の影響で栽培したレモングラスが枯れてしまうという被害があったとの報告がありました。


そうはいっても、プロジェクト自体は順調に進んでいます!


さて、今回は20185月に実施した「女性/青少年へのレモングラス栽培と環境保全トレーニング」について報告します。


行政区2か所で2回ずつ実施し、それぞれ男性43名・女性118名の計161名が参加しました。圧倒的に女性が多いです。

<トレーニングの内容>
  • レモングラス栽培は女性と青少年層の関わりが必要不可欠であること。
  • 環境保全関連の法律(規制)の強化の必要性。
  • 参加者が環境保全における自分たちの役割を自覚する必要性。
  • レモングラス栽培の重要性。


熱心に耳を傾ける参加者



今回のトレーニングでは下記の成果が上がりました。
  • 参加者にレモングラス栽培だけでなく、植林などの環境保護活動に取り組むように促した。
  • 行政区の指導者達に対し、環境悪化に繋がる行為を監視する役割を担わせた。
  • 参加者全員が、湿地帯への侵入や森林伐採など、環境に関する法を犯した者への厳しい処罰を下すことに同意した。


今回のトレーニングでは、それぞれの地域で引き起こされた環境破壊の問題について話し合い、環境に関する法規制について、参加者が再確認する機会になりました!



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2018年9月2日日曜日

【女の子の教育環境改善】生徒による「月経衛生クラブ」の設立

株式会社ラッシュジャパン様のからの助成による、「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業(ウガンダ共和国)」の2期目の報告の続きです!

本日は、活動2-1「生徒による『月経衛生クラブ』を設立し、月経時の衛生管理について指導できるトレーナーの育成」(20183月)の報告です。


月経衛生クラブのメンバーにふさわしいと思う生徒の名前を挙げる生徒達

 『月経衛生クラブ』とは、月経時の衛生管理・性教育・ジェンダー啓発活動を生徒たち自身で行うクラブ活動のことで、Child-to-Child アプローチを用います。

注)Child-to-Child アプローチとは、子ども達が自ら身につけた知識や技術を、同様の環境にいる子ども達にも伝授していくことです。

学校教員の協力の下、クラブ活動として定着させることで、プロジェクト終了後も布ナプキンの作り方や月経時の衛生について伝授し続けることを目的としています。

今回は、各対象校3校にて、『月経衛生クラブ』のメンバーの選抜(女子8名、男子4名)を行いました。

クラブのメンバーの選抜は、第1期でトレーニングを受けた生徒を中心に、立候補や推薦を行いました。その結果、活動1-1生徒から生徒へ行う月経時の衛生管理トレーニングを受講した生徒のうち80%がクラブのメンバーとして選抜され、他の20%の生徒はトレーニングを受けていないが、コミュニケーション力、能力、積極性が優れており、選抜されました。

立候補、または推薦のため手を挙げる生徒達

クラブの役割と責任について説明するスタッフ

選抜されたメンバーのグループ写真



『月経衛生クラブ』の責任として、以下のような活動も含まれます。
  • 月経時の衛生管理の実施:月経に関わる問題に対する意識を高める活動や、他の生徒の相談にのるカウンセリング、そして布ナプキン作成の指導をする
  • ジェンダー、性教育、そして性と生殖に関わる健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス・ライツ)についての研修の実施
  • 自分たちが作った布ナプキンの販売先を地域の市場や学校内で探す。


活動のレポートはこちら⇩をご覧ください。

 *このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。




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