2019年7月28日日曜日

【環境保全】 レモングラスの栽培拡大における収穫・運搬

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、昨年度の第2期における8回目の活動報告です。 (すでに第3期実施中)



運搬したレモングラスの荷下ろし作業

さて、今回は20186月~20193月の計4回(雨季)にわたって実施した「活動3.8レモングラスの栽培拡大におけるレモングラスの収穫・運搬」について報告します。

活動の目的:
レモングラスのエッセンシャルオイル生産に用いるレモングラス原料が継続的に供給されるようにし、また農家が収穫したレモングラスをSORAKが買い取ることで、農家の生活資金を創出することを目的としている。また、土地をレモングラスが覆えば起伏のある台地で頻繁に起こる土壌侵食を防ぐことができるという点で、結果的に環境保全にも貢献することである。

活動の内容:
1.  収集の日程調整。
2.  収集用のトラックとドライバーの借上げ。
3.  農家に収穫日の合意と約束の取り付け。
4.  レモングラス収集に向けて村へ移動
5.  収穫したレモングラスをトラックへ積みSORAKの蒸留場まで運搬。
6.  倉庫内にレモングラスを広げ蒸留前の4-7日程乾燥。蒸留作業を実施。


草の乾燥のため麻袋を用いて草を広げている

運搬したレモングラスの山

蒸留の行程中、空になった蒸留窯を監視している

活動の成果:
Ø  農家に収入創出の機会を提供。
Ø  農家は収入を得るため積極的にレモングラスの栽培を行ったが、同時に土壌侵食を防ぐ事にも繋がった。また、土壌侵食対策として更に多くの農家が小規模なレモングラス栽培を始めた。
Ø  石鹸やキャンドル作り、及び販売用のエッセンシャルオイルを生産した。60日毎に12トンのレモングラスを収穫し、毎回8リットルのエッセンシャルオイルを生産することに成功


活動詳しい内容はこちらをご覧ください。




プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2019年7月22日月曜日

【環境保全】ブリケット炭生産と廃棄物回収

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、2018年度の第2期における7回目の活動報告です。

ブリケット炭


さて、今回は2019年1月~新たにスタートした事業「活動3.6 ブリケット炭生産事業の立ち上げ」、また「活動3.7 ブリケット炭生産のための固形廃棄物の回収」についてご報告します。

~この活動は使用済みレモングラスの有効活用にもなります!~

<概要>
エッセンシャルオイル抽出後に残るレモングラスの廃棄物を利用するため、ブリケット炭(生ごみ等の有機廃棄物から製造される炭)の生産を開始した。ブリケット炭は、従来の木炭や薪の代わりに調理用の燃料として使えるので、木炭のための森林伐採が減り、森林保護に繋がる。また、ブリケット炭の生産を行う事でSORAKが活動する地域の廃棄物(穀物)を管理する事も可能になる。

<活動3.6 ブリケット炭生産事業立ち上げ

1.      プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検討を行った。
2.      首都カンパラからブリケット炭生産の機械をムベンデへ輸送・設営。
3.      建材の調達、日よけスペース(小屋)とブリケット炭の乾燥場の組み立て。
4.      生産機械の設営と、試験運用。
5.      ブリケット炭の販売とマーケティングについてのスタッフトレーニング。

<活動3.7 周辺地域の農家からトウモロコシのゴミなどの廃棄物を回収>
1.     20戸の農家にSORAKへ固形廃棄物を提供するよう承諾を得る。
2.     SORAKの廃棄物回収スタッフは、村から60トンの固形廃棄物を回収した。
3.     回収スタッフは、SORAKのブリケット炭生産場へ廃棄物を搬入した。

ブリケット炭生産の機械を輸送車に積み込む
乾燥場の建設地を準備
乾燥機の組み立て

ブリケット炭販売のトレーニングを実施

回収した廃棄物


有機廃棄物から炭をつくる

混合物から炭を取り出す


研修生がブリケット炭の生産機械について学んでいる

<成果>
Ø  ブリケット炭の生産・事業に関するトレーニングマニュアルを入手。
Ø  ブリケット炭の生産と、コミュニティや他消費者へ販売活動を行う機会を若者に提供。
Ø  捨てるか焼却していた穀物の廃棄物を買い取る事で、農家は収入を得られるようになった。
Ø  従来の木炭、薪の代わりにブリケット炭を使う家庭が増えれば、木々の伐採が減り、森林保護に繋がる。
Ø  十分な固形廃棄物を回収し、継続的にブリケット炭が生産できるように保管。



活動詳しい内容はこちらをご覧ください。



プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2019年7月7日日曜日

【環境保全】 環境保全に関する規制遵守、課題についての評価会合

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、昨年度の第2期における6回目の活動報告です。 (すでに第3期実施中ですが‥‥^^;

環境保護の大切さを村の指導者が説明

さて、今回は20186月~四半期毎に計4回にわたって実施した「活動2.5 環境保全に関する規制遵守、課題についての評価会合」について報告します。

活動内容:
<会合のトピック>
-プロジェクトの成果
-課題の明確化
-課題解決のための戦略考案
-全てのコミュニティ・準郡、郡の関係者が本プロジェクトに参加と実施
-事業終了後のコミュニティと地域政府による持続 


総務責任者が、環境保護の必要性について発表

地域コミュニティに環境保護に関する法律について説明する警察官

SORAK代表による成果報告


話し合いの成果:
1.     環境保護に関する法律や規制を施行する事を、地域の指導者たちが合意。
2.     学校の責任者達は、植樹を重要な活動として位置付ける事を決め、特に果樹を植える事で学校を環境に良い場所にする事に合意。
3.     近日中に環境破壊行為を行う者を逮捕する取り締まりが行われる事を、地域の指導者から住民に伝えるようにと、警察が厳しく警告。
4.     環境保護のため、活動評価のミーティングや、植樹・レモングラス栽培の資材提供など、SORAKからのサポートを継続してほしいと地域の指導者から要請された。
5.     郡の責任者と警察が、環境保全に関する規制をコミュニティセンターに掲示する事を約束。
6.     警察は、環境保全に関する違法行為を取り締まり、違反者には罰則を科すと約束。


活動詳しい内容はこちらをご覧ください。
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2019年6月23日日曜日

祝☆GBN設立3周年を迎えました!



皆さまこんにちは!
Global Bridge NetworkGBN)の大西です。

GBNが発足して早3年目に突入しました!

年次報告はこちらです⇩

国際支援としてアフリカ・ウガンダで実施しているプロジェクト「女の子の環境改善」は軌道にのり、生理で学校に行けなくなる女の子たちが学校に通えるように生理用布ナプキン「Happy Pad」という商品ができました。

生理用布ナプキン’Happy Pad’

’Happy Pad’でみんな'Happy’


そして、「環境保全と地域活性化」では、レモングラス栽培を通しての環境保全とエッセンシャルオイル生産に加え、新たに「環境にやさしいブリケット炭」(生ごみ等の有機廃棄物から製造される炭であり、煙や煤を排出しない)の生産がスタートしました。

ブリケット炭の完成!


現地の視察時(2018)に作成した動画をご覧ください!
国内での国際交流促進事業では、東京都練馬区をはじめ、様々なイベントに出展させていただき、またアフリカンダンスや太鼓などのイベントSanyu2も開催できました。

皆でダンスタイム!

現地のパートナ団体SORAKのスタッフであるハディジャが今年(2019)の3月末から来日し、那須塩原にあるアジア学院にて9か月の農業のリーダーシップトレーニングを受講しています。

アジア学院で作業中のハディジャさん
彼女の来日にむけて微力ながらサポートさせていただきましたが、今現在(20196月)も新しい農法を習得し、ウガンダでオーガニックを広めたいと張り切っております。彼女が学んだことを現地で活かせるよう、今後もサポートしていきたいと思っています。


私事ですが、私の所属会社である株式会社ECSより、CSRとして社員である私の活動をHPで紹介していただきました。→ CSRページ


毎日忙しく、なかなか自分が思うように動けず、日々葛藤、奮闘の毎日ですが、こうやって3年目を迎えることができたのも、皆さまのご理解やサポートあってのことです。


3年目となる今年度は新たなメンバーも加わり、また新たなことにもチャレンジしていきたいと思っております。


また、今年度より、各月で定例ミーティングを始めました。ボランティアなど興味のある方はぜひお問合せください。

引き続き、皆さまのご支援・ご協力をいただけましたら幸いです。
これからも、GBNをどうぞよろしくお願いいたします。

Global Bridge Network
大西 麻衣子

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2019年6月17日月曜日

【環境保全】 環境保護に関する法律・規制の施行状況のモニタリング


皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、昨年度の第2期における5回目の活動報告です。 
(すでに第3期実施中ですが‥‥^^;) 

湿地帯の被害状況をニタリング

さて、今回は20186月~四半期毎に計4回にわたって実施した「活動2.4 環境保護に関する法律・規制の施行状況のモニタリング」について報告します。

活動内容:
    湿地へ訪問し、稲耕作、植樹、砂・粘土採掘、ごみの投棄、湿地の焼却などの人間の手による環境被害を視察・監視した。
    湿地帯の範囲を明確にして他の土地との境界線を確認させるために、コミュニティの住民と共に土地の計測を行った。
    湿地の利用者と近隣住民に、正しい湿地の利用方法を周知した。
    中等学校の高地で植樹活動が実施されている様子も視察した。



ホオジロカンムリヅルの生息地である湿地帯

コミュニティの参加者とキャベツ栽培と湿地の境界線を測定

学校にて活動の記念として植えられた木に水やるSORAK代表




活動の成果:
Ø  警察と郡の責任者は環境保保全に関する規制をコミュニティセンターに掲示する事を約束した。
Ø  警察は、環境保全に関する違法行為を取り締まり、違反者には罰則を科すと約束した。
Ø  本活動の考え方を受け入れてくれた訪問地では、モニタリング活動を支持する証として木を植え、環境保全活動を継続してくれた。


活動詳しい内容はこちらをご覧ください。
プロジェクトは独立行政法人 地球環境基金様からの助成により運営しております。



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2019年6月8日土曜日

【環境保全】 子どもに自発的な環境保護活動を促す研修

皆さま、こんにちは!Global Bridge NetworkGBN)です。 

「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、昨年度4回目の活動報告です。

報告に時間がかかってしまっていますが、昨年度の活動報告を少しずつUPしていきたいと思います!(すでに第3期実施中ですが‥‥^^;

演劇を通して環境悪化の影響を表現する生徒達

さて、今回は20189月に実施した「活動1.8 子どもを対象とした環境破壊や濫用の監視・報告の自発的な行動を促す研修 」について報告します。

ムベンデ県内の4校、それぞれ40名の生徒を選出し、合計160名の子どもたちを対象に、「環境破壊・濫用の監視・報告の自発的な行動を促す研修」を実施しました。環境保全に関する既存の法律や規制について生徒達に理解させ、人間の行動によって引き起こされる環境悪化について、子どもたちには環境保護活動としての役割を任命し、環境問題を引き起こしている者を監視・報告するように指導しました。

活動内容:
   森林燃焼(焼き畑)、廃棄物投棄、森林伐採、湿地の不適切な利用など、人の手により起こされる環境破壊について報告できるようにする。 
   他校で展開している環境保全クラブ活動の進捗をフォローさせる。
   学校、そして地域に根差した環境保全活動について学び、将来的には、樹木やレモングラス栽培を推進するよう指導をする。
   公の場や学校において、環境保全に関する意識啓発を行う役割を担い、生徒達が、水、大空気、廃棄物の削減、リサイクル、生物多様性等の課題について意識喚起できるようする。

研修を受ける学校の生徒達①

研修を受ける学校の生徒達②

研修を受ける学校の生徒達③

活動の成果:
Ø  ムグングル小学校にて環境保全活動として開催した環境ウォークの結果、バゲッザ準郡の森林伐採が減少した。
Ø  環境保全活動家として生徒達が環境濫用の事例を報告した事で、キガンド準郡の湿地被害が減少した。
Ø  生徒達が、地域のリーダーと一緒に定期的な清掃活動に参加するようになった。


活動詳しい内容はこちらをご覧ください。
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