プロモーションセンター内部の様子 |
<活動状況>
1.
月経時の衛生管理、性教育、ジェンダー問題についてのブックレット(冊子)の仕上げ
2.
教員用の月経時の衛生管理トレーニングマニュアルの作成(下書き)
4.
Happy-Padプロモーションセンター改修の仕上げ作業
5. 学校の衛生施設の修繕の進捗管理
1.
月経時の衛生管理、性教育、ジェンダー問題についてのブックレット(冊子)の仕上げ
保健省の主な関係者やGlobal Bridge Netwoek(GBN)、様々な専門家との協議を経て、ブックレットの仕上げに向けた編集作業を行った。専門家から出た意見を反映させた後、5月の配布に向けて印刷を開始した。
ブックレットの表紙と目次 |
2.
教員用の月経時の衛生管理トレーニングマニュアルの作成(下書き)
教員用のトレーニングマニュアル作成にあたって関連資料を特定し、まとめる作業を行った。マニュアルはまもなく完成予定である。プロジェクトチームは教員をトレーニングする際にこれを使用し、また教員もこのマニュアルに従って学校で月経時の衛生管理についての指導を行う。
3.
ラジオコマーシャルの翻訳(ルガンダ語から英語へ)
スポットメッセージ(コマーシャル)は事業地域の言語であるルガンダ語のみで放送されていたが、ルガンダ語を話さないリスナーたちにもメッセージが伝わるように英語に翻訳した。
<スポットメッセージ(コマーシャル)>
ウガンダの皆さん、月経時の衛生管理の問題が原因で女子生徒が平均して毎月4日間学校を欠席しているという事実をご存じですか。再利用可能な生理用ナプキンを用いることで、家庭でも学校でも生理期間中を快適に過ごせる環境を整え、優先的に女子の教育改善に取り組んでいくことを奨励しています。SORAKは学校に対し支援を提供しています。女子生徒がナプキンを交換し、洗浄できる場である更衣室や洗面所はどの学校にも確実に設置していくべきであることを学校責任者の方々に提案します。
以上、SORAK並びにGlobal Bridge Network-Japanからのメッセージでした。
4.
Happy-Padプロモーションセンター改修の仕上げ作業
Katalemwa secondary
Schoolの敷地内に位置するHappy-Padプロモーションセンターは内装に必要な工事が完了し、利用開始の準備が整ったため一般に向けてオープンした。外壁の塗装及び看板の設置は5月を予定している。
技術担当のMs. Restetuta Nabirye が運営の責任者かつ全体的な管理者となる。彼女はトレーニングの指揮を執り、布ナプキン生産に向けて裁縫チームを管理、ナプキン販売のマーケティングも行う。また、必要な人材の確保及び研修が確実に行えるよう、ワキソ県のコミュニティと連携を図る役割も担う。
需要に合わせてテーラーを増員予定ではあるが、まずは1人のみを配置している。プロモーションセンターは月曜~金曜、午前8:30から午後17:00まで、様々なニーズを満たすように組まれたプログラムに沿って終日運営する。
以下はプロモーションセンターの宣伝方法である。
1- 生徒を通し、保護者や訓練生となりうる方たちとコミュニケーションを図る
2- 生徒や地域の人々へ向けリーフレットの配布(現在9000部印刷を進めており、継続して配布していく予定である。)
3- メガホンラジオでの定期的な告知
4- ラジオでの定期的な告知
5- 教会や学校を訪問し、プロモーションセンターの情報を提供する
プロモーションセンターの外観 |
別の角度から見た塗装前のプロモーションセンター |
プロモーションセンターにてナプキン作りをしている |
5. 学校の衛生施設の修繕の進捗管理
対象地域3県全てのプログラムチームは対象校全校を訪問し、また電話によって、施設の修繕工事の進捗状況を確認した。以下の学校を除いてほとんどの学校が修繕工事を終えていた。
<事業による効果的な影響およびもたらした変化>
プロジェクトチームはブックレットを作成する過程で月経時の衛生管理やジェンダー問題、性教育に関する様々な文献に目を通し、知識量が増えた。これは今後活動予定である教員のトレーニングや地域の人々に啓発を行っていく上で非常に役立つと考えられる。
<直面した問題>
Happy-Padプロモーションセンターの工事は、床張りや石膏塗装に加え、窓やドアの取り付けが必要であったために多くの時間と費用が必要となり、開設が予定よりも遅れてしまった。
<教訓>
Ø
ほとんどの対象校がトイレ、洗面所、更衣室などの施設においてすばらしい改善をしたことから、成果が出ていることがわかる。
Ø
施設の工事完了に必要な追加資金を各校で調達できたことからも、学校関係者たちはなすべきことを提示し誘導すれば応じてくれる。ブタンバラ県のButalunga小学校のように洗面所にタイルを敷くために更なる努力をした学校や、ワキソ県のLwadda CU小学校のようにトイレの状態を改善するために鉄板を購入した学校もあった。
<関係者のコメント>
「私はこの事業を気に入りました。貧しい女の子たちが必要としているナプキンの課題に取り組んでいて素晴らしいと思います。使い捨てナプキンを含む全ての商品価格が高騰しているため、ナプキン購入代を貯蓄に回せることは親にとっても喜ばしいことだと考えます。」
プロモーションセンターのITスタッフ Ms. Restetuta Nabirye
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