月経衛生クラブ(Butalunga初等学校) |
<活動状況>
1.
教員を対象とした月経時の衛生管理、性教育、ジェンダー啓発のトレーニングの実施
2.
保護者や地域住民を対象に安全な月経時の衛生管理や女子の教育の重要性、また事業の紹介を目的とした啓発集会の実施
3.
教員監督のもと、布ナプキンの作成、月経時の衛生管理に関する指導やトレーニング、学校施設の管理など、Child-to-child approach(生徒から生徒へ教える方法)で実施する月経衛生管理クラブの設立 (ブタンバラ県)
4.
女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送
5.
Happy-Padプロモーションセンターでのナプキン作成トレーニング(ワキソ県)
1.
教員を対象とした月経時の衛生管理、性教育、ジェンダー啓発のトレーニング実施
<ブタンバラ県>
6月7日:全対象10校から教員22名を対象に研修を行った。
Kiwala初等学校、Lwamasaka初等学校、Kitagobwa初等学校の教員8名が不参加であったが、6月13日までに出席した他の教員からトレーニングを受けた。
<ムベンデ県>
6月10日:全対象8校から教員15名、更に県教育長、教育センター長、チバリンガ準郡長が出席した。
6月10日は8校を対象に研修を行った。欠席したChrist the King 初等学校、Kasaana初等学校は後日コミュニティ啓発集会において研修内容を共有した。
<ワキソ県>
6月15日:全対象10校から教員17名を対象に研修を行った。
全10校が参加したが、学校が多忙ゆえに1名しか参加できなかった学校もあった。
教員トレーニングの活動写真
<ブタンバラ県>
<ムベンデ県>
<ワキソ県>
2.
保護者や地域住民を対象に安全な月経時の衛生管理や女子の教育の重要性、また事業の紹介を目的とした啓発集会の実施
ブタンバラ県とムベンデ県で住民を対象に啓発集会を開いた。ムベンデ県では2校のみ実施、残りの8校及びワキソ県に関しては7月に実施予定である。この活動では各対象校の地域に住む男女40人を対象に、3県で計30回の集会を開催、合計1,200人に対し啓発を行う予定である。集会の主な目的は月経時の衛生管理の問題やジェンダー啓発、性教育に関しての情報共有を行うことであり、活動を通して男女生徒、保護者、教員、地域の指導者たちそれぞれの役割を認識させることを目標としている。
<ブタンバラ県>
・6月13日 Kayenje初等学校、Ntolomwe初等学校、 Nawango 初等学校
・6月14日 Butende初等学校、Kiwala初等学校、Lwamasaka初等学校、Butalunga初等学校
・6月15日 Nkokoma初等学校、Kitagobwa 初等学校、Bule 初等学校
10地域にて啓発集会を実施した。対象校の保護者会、学校運営委員会から目標の対象人数400人のうち、今回は180人(女性106人、男性74人)の参加者を対象に啓発活動を行った。
目標人数到達に向け、以下の日程で追加の集会を予定している。
・7月14日 Lwamasaka初等学校、Butende初等学校
・7月16日 Kitagobwa初等学校、Nawango初等学校
・7月21日 Kiwala初等学校、Nawango初等学校、Butalunga初等学校
<ムベンデ県>
・6月16日 Katega初等学校
・6月24日 Christ the King初等学校
対象校2校の保護者会、学校運営委員会のメンバーを含む地域住民111人を対象に集会を実施した。
Katega初等学校では46人(女性34人、男性12人)Christ the King初等学校では65人(女性34人、男性31人)の参加があった。
今回実施できなかった8校は以下の日程で集会を予定している。
・7月6日 Kabowa初等学校
・7月7日 Kiyiita 初等学校、Gwanika初等学校
・7月8日 Dyangoma初等学校
・7月9日 Kasaana初等学校、CAWODISA初等学校
・7月10日 Ikula初等学校、Kasasa初等学校
<ブタンバラ県>
<ムベンデ県>
3.
教員監督のもと、布ナプキンの作成、月経時の衛生管理に関する指導やトレーニング、学校施設の管理など、Child-to-child approach(生徒から生徒へ教える方法)で実施する月経衛生管理クラブの設立
この活動はブタンバラ県のみで先行しての実施となった。合計10校にて月経衛生クラブを設立し、各クラブに女子10名、男子5名の合計15名(合計150名)のメンバーを選出した。ムベンデ県とワキソ県では7月のコミュニティ啓発集会の中で月経衛生管理クラブの設立する予定である。
<ブタンバラ県>月経衛生クラブの活動写真
4.
女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送
月経時の衛生管理、女子生徒の教育、生理用布ナプキンに関するラジオスポットメッセージを以下のように放送した。
·
ムベンデ県:Luna FM (1日6回 )
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ワキソ県: Voice Kiryagonja (1日2回)
·
ブタンバラ県:Voice of Butend、Voice of Kikambwe(毎日繰り返しで10~11回)
Ø 反響
·
ブタンバラ県のKatega初等学校での活動中、スポットメッセージを聴いた保護者が月経管理用品と女子生徒の教育の関係性において、より理解が深まったことを話してくれた。
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ブタンバラ県チタゴブワの住民は繰り返しのスポットメッセージが住民それぞれの役割を再認識する手助けとなっているとの報告があった。
·
ブタンバラ県のブテンベ村のLittle Flowers初等学校、 Wamala Foundation 初等学校の2校はこのスポットメッセージを聴き、女子生徒に優しい学校環境づくりを推進する必要性を感じブタンバラチームに支援に関する問い合わせをしてきた。
5.
Happy-Padプロモーションセンターでのナプキン作成トレーニング(ワキソ県)
これまで94人の生徒にトレーニングを実施し、94枚のナプキンを作成した。このトレーニングは毎週月曜から土曜まで実施しており、現在も継続中である。他のコミュニティからも興味を持ってもらえており、ラジオトークショー内で問い合わせがあったり、センターに直接訪問を受けたりしている。
Ø 反響
·
使い捨てナプキンでなく布ナプキンを使用することの利点を学んだ生徒たちは、布ナプキンの使用に適応しつつある。
·
男子生徒はナプキン作成に意欲的である。月経時の衛生管理に関する問題について学んだところ、とても協力的になった。
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