<モニタリング訪問の状況>
a)
準郡の指導者たちを訪問し事業に関するヒアリングを実施
b)
ごみの収集所の視察
c)
ごみの管理方法に関する情報拡散として利用するラジオ局「LUNA FM」を訪問
a)
準郡の指導者たちを訪問し事業に関するヒアリングを実施
GBNメンバーは7月30日にウガンダに到着し、7月31日にムベンデ県へと向かった。ムベンデ滞在中には実施中の活動の進捗を把握するために数か所を視察訪問した。
8月3日にはチバリンガ準郡の指導者たちを訪問し、準郡ホールにてミーティングを行った。指導者たちからの事業に対するフィードバックを受け、今後活動を維持していくための方法を共に模索することができた。
ミーティングには異なる議会から男性11名、女性4名が参加し、SORAKからは代表、プロジェクトオフィサー、プログラムマネージャーが出席した。
以下は参加者からの事業に関するフィードバックである。地域全体の清潔さが向上し、環境保全に貢献できていることから全ての参加者が、本案件のイニシアティブに感謝をしていた。一方で、懸念点や要望も多数寄せられた。
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防衛局の指導者はごみの収集をより効果的にするためには、より多くのごみ箱をごみ収集地点に設置すべきだと要望した。
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住民たちはこのような活動が当地区で行われることは想像もしておらず、このような支援をしてくれる事業パートナーに信頼を寄せていたが、一方で若者の生活支援として養鶏などの事業も要望してきた。
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障がい者議会の議員は地区内に320人の障がい者が住んでいることから、生活自立支援としてミシンや車いす、松葉杖など寄付を要望した。
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市場エリアに公衆トイレがないため、人間の排泄物で周辺の水質が汚染されていることを指導者の一人が指摘した。
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女子を対象とする事業は数多くあるが、男子もまた様々な問題を抱えているため、男子を支援する事業の必要性を訴えた。
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環境活動を実施するNPO団体のメンバーが、ウガンダで環境問題が積極的に扱われていないため、日本のような先進国の環境指針や実施事業、ごみの収集法や分別のシステムを学びたいと述べた。
活動写真
事業を継続していくための提案
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分別を促進していくためには継続的に適切なゴミ処理について啓発を行うべきである。
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啓発活動を継続していく中で、指導者たちは模範となるべきである。
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ごみの管理方法に違反した者に対して、罰金をもって処罰する条例があるべきである。
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地域の衛生状況を改善するこの活動に全ての住民が参加すべきであり、協力的でない者に対しては環境法の下で罰金を科すべきである。
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住民間で少額の寄付を出し合いごみを管理するというこれまでの慣行を利用し、ごみ箱を空にする作業や収集地点から廃棄場所までの運搬費に利用していくべきである。
b)
ごみ収集所の視察訪問
準郡の指導者たちとのミーティングを終えた後、指定の場所にごみ箱が適切に設置されているのかを確認するため各設置場所を視察して回った。その後GBNチームは視察を通して気づいたことについて動画編集のためインタビューを受けた。
視察の結果
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各収集場所に2つずつごみ箱を設置し、ひとつはプラスチックなどのリサイクル廃棄物、もう一つを有機廃棄物用にしているが、全てのごみ箱で混ざって廃棄されていた。
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周辺で食べ物を販売している地元民を取材したところ、ごみを分別しなければならないことも異なる表示がごみ箱に記載されていることにも気が付いていなかったことが分かった。
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ごみ箱不足などの課題はあるが、植物や木箱で代用するなど創造的に解決していくよう人々に呼び掛けた。
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ごみの量を削減することはできたが、依然としてたくさんのごみが不法投棄されている。
c) ごみの管理方法に関する情報を拡散するために利用するラジオ局「LUNA
FM」を訪問
Luna FMのスタジオを訪問したが、時間の関係でラジオ放送をすることはできなかった。
課題
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地域の指導者たちがGBNチームに寄せる期待が大きすぎるという問題があったが、今回の訪問の目的が現行の活動状況を視察することであることを明確にすることで解決した。
事業による効果的な影響
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