2022年9月21日水曜日

【インターン】ウガンダ渡航記3日目!!_ ブタンバラ県視察②(2022年8月8日)

 【8月8日】

今日の朝はなんとニワトリの鳴き声で目覚めました😅ニワトリってちゃんとはっきり「コケコッコー」って言うんですね。こんな体験は初めてです(笑)
こっちに来てから、道端でよくヤギやニワトリを見かけます。牛も普通に家の庭にいたりしてびっくりしたのですが、現地の人に理由を聞くと、ミルク兼お肉としてそうした動物たちを家庭で飼うことが多いとのことでした。日本ではヤギのお肉は食べないの?と聞かれたのですが、 食べる地域もあるけどそんなに一般的じゃないよと答えたら「え〜美味しいのに〜」と残念がっていました😂私からしたら牛やヤギ・ニワトリを間近で見られるのは珍しいし、動物園みたいで楽しくて動物を見る度に興奮してたんですが、現地の人からみたらそれが不思議だったみたいでいちいちはしゃぐ私に呆れていました🤣ライフスタイルの違いを感じた場面でした。













 






本日のプランはGBNの活動の1つ「生理で学校に行けなくなる女の子の教育環境改善事業」対象校の視察(@ブタンバラ県)です!そちらの活動についてはこちらのブログで詳しく紹介してますのでぜひご覧下さい!

ブタンバラ県での活動はVOTUという現地団体と協働していて、今回の視察は団体の方々が引率してくれました。学校訪問の前に、活動の対象地域であるブタンバラ県のお偉い方々とミーティングをしました。地域で影響力のある人とのミーティングということもあり、緊張感のある中で話し合いが行われました。まず、GBNがどういう経緯でこの活動に取り組んでいるのか、目指しているところがどこなのかということや、現在取り組んでいる活動の状況や問題点などを伝えました。お互いに問題意識を共有し合い、今後の活動について日々パワーアップしていきつつ頑張りますというところで話が終結しました。

どのミーティングも同じような流れで進みましたが、どの方にも共通していたのは熱心に話を聞いてくださったこと、生理で学校に行けない女の子の状況は解決すべき問題だと真摯に問題を捉えてくれていたことです。現場を直接見る機会は少ない方々に、現場の状況を詳しく伝えることが出来たうえに、GBNの認知にも繋がる有意義な時間だったと感じました。



さて、いよいよメインイベントの小学校視察のスタートです!子どもたちとの交流はもちろんのこと、校舎や教室がどんな感じなのか見られるのが楽しみで、ワクワクでいっぱいでした!!学校を訪問するとすぐに子ども達が手を振りながら歓迎してくれました👋🏽💞

外国人は珍しいようで、子どもたちはみんな私たちに興味津々です!(笑)現地の言葉で外国人は「ムズング」というのですが、目をキラキラさせながら「ムズング!ムズング!」と言い寄ってきました(笑)ちなみに、学校を去るときもみんな盛大にお見送りしてくれて、気分はワールドスターです😎🌟

 

学校を訪問するとまず最初に校長先生とお話します。その後先生も混ざって、学校の現状について詳しく話を聞いたり、今ある問題点や今後どうしていくかについてみんなで話し合います。

その後、校内を回って設備が整っているかを確認します。例えば、トイレを見て、屋根はあるか・男女で別れているか・綺麗に保たれているかなどをチェックします。一部の学校では、更衣室が設けられていて、女の子たちがナプキンを付け替えたり、下着などを洗ったりする場所がありました。日本と違ってトイレといっても穴が空いているだけのもので、使用済みのナプキンを捨てるゴミ箱も無いですし、そもそもナプキンの代わりに古布などを使用している子も多いため、ナプキンを交換したり、使用済みの布を洗ったりする場所が必要なのだなと、実感することが出来ました。

校内の設備チェックが終わったら続いて、MHMクラブメンバーたちに話を聞きます。(MHMというのは"Menstrual Hygiene Management"の略で、月経衛生管理という意味です。このクラブを中心に学校での月経衛生管理活動を進めます。)

クラブメンバーには、支援の前後で変わったこと、活動の中で学んだこと、今抱えている課題など色々なことを質問しました。特に印象的だったのは、男の子も積極的に意見を発表していたことです。「女の子に生理が来て服に血が付いているのを見つけたら、からかうのではなくすぐに先生を呼んできて対応します!」とクラブ活動で学んだことをはっきりと明確に答えていて、学びが身になっているのだなと感心しました😳

今日は早朝に宿を出て、小学校5校を回ったのですが、最後の学校を出るころにはちょうど夕日がきれいでした🌇

なかなかにハードなスケジュールで体力ゲージはすでにゼロですが、しっかり睡眠をとって体力回復して明日に備えます🔥




*GBNのFacebookページはこちら

2022年9月18日日曜日

【インターン】ウガンダ渡航記2日目!! _ブタンバラ県視察①(2022年8月7日)

【8月7日】

今日はカンパラからブタンバラ県に移動して、GBNの現地協力団体であるVOTUのオフィスを訪問しました。スタッフのみなさんや子どもたちと交流して、お昼ご飯にはローカルフードまで振る舞ってくれました🥰はじめて食べるローカルフードにドキドキでしたが、どの料理も全部おいしかったです!!!現地の人たちは食べる量がとっても多くてびっくり!子どもたちも大人も山盛りをぺろりと平らげます(笑)

お昼ご飯を食べた後は年の近い女の子たちとガールズトークタイム💖
お互いの学校生活や、ライフスタイル、好きな食べ物や、趣味についてたくさん話しました!私たちの携帯の写真を見て、高校の制服やラーメンに興味深々でした!!
現地の子たちは歌ったり踊ったりするのが大好きで、みんな踊りが本当に上手なんです✨慣れないながらも私たちも一緒に歌って踊って楽しいひと時を過ごしました~。

直接ウガンダの学生とじっくり関わる初めての機会だったのですが、とにかくびっくりするようなことがたくさんありました…!現地の子たちが、私たちの髪の毛を触って大興奮!ずーっと髪の毛を触られていました(笑)なぜそんなに私たちの髪の毛が面白いのかというと、ほとんどの子に黒人の方特有の天然パーマがかかっていて、髪質が固めの人が多いから物珍しいのだそうです。髪質ひとつとっても文化の違いが表れるのだと驚きました。



また、先ほども少しお話したように、本当にみんなダンスが上手でした。GBNのプロジェクトの一環として、協働先のVOTUが学生と協働して、Happy Padの歌を作ってくれていて、そのダンスを披露してくれたのですが、腰遣いもノリ方も、とってもアフリカン!
ダンス未経験の私には、到底真似できない動きでした😲



地域の方も交流の場に参加してくださっていたのですが、その中に、HIVに感染されている家庭から産まれた男の子がいました。彼は、足に障害があるものの、元気に私たちにスピーチをしてくれました。HIVの影響がこのように出るのだという現実を目の当たりにしてショックを受けるとともに、そういった課題と対面した初めての経験として私の学びに繋がった感触があります。
他にも、学校に行くのに距離があって時間がかかるうえに、朝ご飯をつくるための水を汲みにいくのにも時間がかかるから、朝ご飯が食べられないまま長い距離を登校し、お昼ご飯も持ってこられないし家に帰る時間もないから学校にいる間はずっと空腹で、それが原因の一つとなって学校が嫌いになるという状況があることも知りました。

貧困と、教育環境、学校に通うということへのハードルは、切るに切れない関係性にあり、例えば生理というテーマ一つを重点的に取り組むような場合でも、広い視野を持ち、ステークホルダーなどにも目を向けなければならないと感じました。

 

全てのことが新鮮で、驚きにあふれているような、そんな一日となりました。
今日はしっかり寝て、明日から始まる対象校の視察に備えます👍




*GBNのFacebookページはこちら

2022年9月16日金曜日

【インターン】ウガンダ渡航記1日目!!_ウガンダ到着!(2022年8月6日)

86日】

10時間のロングフライトの後、ドバイで乗り継ぎをして、さらに5時間のフライトです
ウガンダ行きの飛行機のゲートに行くと、そこで待っている人たちはほぼ黒人の方で、日本人の私たちは一気にマイノリティに!渡航前からまいこさんに、現地ではどこにいても外国人(=黒人以外は全部「白人」=「ムズング」と呼ばれる)は目立つよと言われていたのですが、そのことを自分自身で初めて実感して、異国の地に足を踏み入れようとしているんだなと改めて思いました😂


約1日という長旅でしたが、何も問題なく無事にウガンダに到着できました。
空から見下ろす土の色が日本とは全然違う赤土色でびっくりしちゃいました~!


ウガンダの気候は日本よりも暑すぎず快適で、これから天気には困らなさそうです😊
空港で入国審査を受けたんですが、対応してくれた職員の方がまさかの電話中😂😂しかもお仕事の電話ではなく、明らかにプライベートな内容だったんです…(笑)電話しながらの対応なんて日本では考えられないですよね!あぁ海外に来たんだなあと思いました(笑)(笑)

空港を出るとまず驚いたのは、警察がごつい銃を持っていることです!日本の警察が持っている銃の5倍はありそうな銃を肩から掛けて警備しています。そして空港の駐車場を見渡すとあちらこちらに日本車が!空港まで私たちを迎えに来てくれたまいこさんの友人のネイサンに話を聞くと、ウガンダでは日本の中古車が一般的に使われているそうです。慣れない土地ですが、馴染みのある日本の車があるだけでなんだか親近感が湧きました🎶

空港のあるエンテベからカンパラには車で移動したのですが、車内から見る外の景色が日本とは全く違うもので刺激的でした。例えば、コンクリートじゃなくてレンガでできた、トタン屋根のお家だったり、建設途中の建物の足場が金属じゃなくてただの木の棒だったり、バイクに3人乗り・4人乗りしていたり、地面がコンクリートじゃなくて砂だったり…などなど目に映るすべてのことが新鮮で移動中はずーっと窓の外を眺めていました(笑)
カンパラに近づくにつれて交通量が多くなるんですが、現地の人は運転が荒くて無茶をする人が多い(きっと本人たちにとっては無茶でもなんでもない普通のことなんでしょうけど😂)ので、少しでもすき間があればバイクが突っ込んできてヒヤッとする場面が多くありました~車線も無いのによくこの交通量で運転できるなあと、現地の人の運転技術の高さに脱帽です(笑)


空港があるエンテベからカンパラまで移動して時間はもう夕方。まいこさんみほさんと合流して、「YAMASEN」という日本料理屋さんに向かいました。こちらのお店は日本人の方がオーナーをしていらっしゃるんです😊
写真を見ていただければわかるようにお店自体が三角屋根の凝ったつくりになっているし、店内も茶器が置いてあったり、和たんすが置いてあったりと日本を感じられるとっても素敵な内装なんです🥰あまりに居心地が良すぎて帰りたくなくなるほどに快適でした(笑)



メニューにはすしや天ぷらをはじめとした和食があったり、フライドチキンがあったりとお料理の種類も豊富でした!私たちはお寿司と天ぷら、とんかつを注文しました。ネイサンは和食初体験だったのですが、現地の人は魚を生で食べることはしないので、お寿司を恐る恐る食べていました😂生魚はやっぱりまだ抵抗があるみたいですが、とんかつは気に入ったみたいでまた食べたいと言ってくれました!!そして、天ぷらはピラニアの天ぷらにトライしてみました!食べる前は臭みが強いのかな?なんて思ってたんですが、一口食べてびっくり!ホロホロで臭みも無く、サクッとした衣が最高の一品でした🤤
ちなみにお寿司は、シンプルな生魚のお寿司だけでなく、鶏肉などお肉の創作寿司もあって、生魚に馴染みのない現地の人でもトライしやすいものもありました!

ウガンダ初日のご飯はとっても素敵なお店でおいしい創作和食を楽しめて大満足です💖



*GBNのFacebookページはこちら

2022年9月14日水曜日

【インターン】ウガンダ渡航記0日目!!_出発日(2022年8月5日)

こんにちは!ウガンダに行ってますます日焼けした山田です😂

当初の予定では現地で過ごしながらリアルタイムでその日あったことをお伝えするつもりだったのですが、慣れない環境ということもあり1日の予定を過ごすことに精一杯でブログを書く余裕がありませんでした😞
無事に帰国し、旅の疲れもすっかりとれて、万事回復しましたのでこれからどんどん現地での様子をこちらのブログで日記風につづらせていただきます!!

私たちの旅の様子を楽しんでいただければ幸いです😊
それではさっそく出発日の85日の日記からお楽しみください🎶




85日】

今日は待ちに待った出発の日です!!
空港に向かう途中からわくわくが止まりません✨いつか現地に行きたいとは思っていましたが、そのいつかがこんなに早く訪れるとは…人生っていつ何が起きるか本当にわかりませんね(笑)こんなチャンスに恵まれた私たちはとっても幸せ者です😊

今回の旅の目的は、大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、GBNの活動内容を詳しく知ることです。今まで、日本からオンライン上で活動に関わることが何回かありましたが、オンライン上での関わりだけでは、具体的な部分まで理解することができませんでした。どんな環境で、どんな人たちが、どんな想いで活動に携わっているのか、実際に現場に行って知ることです。


2つ目は、都市スラムの小学校でのプロジェクトの新たな一歩を見届けることです。このプロジェクトはクラウドファンディングの目的であり(詳しくはこちらをご覧ください。)、私たち2人がインターンとして関わる重要なものです。

集めた支援金が適切に使われることを、私たちが責任をもって見届けます。
さらに、プロジェクトの対象校を視察して、実際の現場を自分たちの目で見たり、先生や生徒から今の課題や現状について詳しく話を聞いたりしたいと思っています。

コロナの影響もあるのか、空港は思ったより閑散としていて驚きました。
夜中の便なので搭乗前に夜ご飯を済ませようと思っていたのですが、お店の営業終了時間も早くて私たちに残された選択肢はパスタのみでした…ということで、日本最後の晩餐は和食ではなくイタリアンに!()

 

23時過ぎ、出発の時がやってきました!飛行機に乗り込みついに離陸です!!
自分たちだけで海外に行くことは始めてで、少し緊張もしていますが、10時間のロングフライト楽しんできます🎶





*GBNのFacebookページはこちら

2022年9月3日土曜日

【女の子の教育環境改善】2022年7月マンスリーレポート「コミュニティ会合の実施、月経衛生管理クラブの設立、学校衛生施設の視察」

 

St Mary’s Gwanika初等学校の月経衛生管理クラブ

<活動状況>

1.   保護者や地域住民を対象に、事業の紹介と安全な月経時の衛生管理や女子の教育の重要性についての啓発を目的としたコミュニティ会合の実施

2.   教員監督のもと、布ナプキンの作成、月経時の衛生管理に関する指導やトレーニング、学校施設の管理など、Child-to-child approach(生徒から生徒へ教える方法)を実施する月経衛生管理(MHM)クラブの設立(ムベンデ県・ワキソ県)

3.   女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

4.   Happy-Padプロモーションセンターでのナプキン作成トレーニング(ワキソ県)

5.   ラジオトークショーの実施(ブタンバラ県)

6.   学校衛生施設の視察

 

1.   保護者や地域住民を対象に、事業の紹介と安全な月経時の衛生管理や女子の教育の重要性についての啓発を目的としたコミュニティ会合の実施

この活動では各対象校の地域住民の男女50名を対象に、3県で計30回の会合を開催、合計1,500名に対し啓発を行う予定である。既に6月に2回実施したために、今月は残りの28回、1,400名を対象として実施する。活動の主な目的は月経時の衛生管理、ジェンダー啓発、性教育に関する問題、更に女子生徒が学校に通うことの重要性において関係者が持つそれぞれの役割を認識させることであり、今回の会合でも母親、父親、地域の指導者、教員などの関係者にそれぞれの役割を再確認させることに焦点をあてた。以下は各県の詳しい活動内容である。

 

ムベンデ県

8地域にてコミュニティ会合を実施した。対象校の保護者会、学校運営委員会から目標の対象人数400名のうち、300名(女性146名、男性154名)の参加者を対象に啓発活動を行った。

·        Kaabowa初等学校 (76)

·        Kiyiita初等学校、St. Mary’s Gwanika初等学校(77)

·        Ikula初等学校、Dyangoma初等学校 (78)

·        Kasasa初等学校(711)

·        CAWODISA初等学校(712日)

·        Kasaana Church of Uganda初等学校(713日)

 

ワキソ県

10地域にてコミュニティ会合を実施した。対象校の保護者会、学校運営委員会から目標の対象名数500名のうち、454名(女性289名、男性165名)の参加者を対象に啓発活動を行った。

·        Ssayi Bright初等学校、Kitanda C/U初等学校(74日)

·        Ssanga C/U初等学校(75日)

·        Lwadda C/U 初等学校(76日)

·        Kitungwa C/U初等学校、Kirolo Umea初等学校、Kanyange初等学校(77日)

·        Buwambo C/U初等学校、Jinja Karoli初等学校、Maganjo Umea 初等学校(713日)

 

ブタンバラ県

10地域にて7月のコミュニティ会合には225名が参加、6月は180名が参加したため、合計で405名を対象に啓発活動を行った。

·        Lwamasaka初等学校、Butende初等学校(714日)

·        Kitagobwa初等学校Nkokoma初等学校、Ntolomwe初等学校、Bule初等学校 (716日)

·        Kiwala初等学校、Nawango初等学校、Kayenje初等学校、Butalunga初等学校(721日)

 

<ムベンデ県>



<ワキソ県>


<ブタンバラ県>


2.   教員監督のもと、布ナプキンの作成、月経時の衛生管理に関する指導やトレーニング、学校施設の管理など、Child-to-child approach(生徒から生徒へ教える方法)を実施する月経衛生管理(MHM)クラブの設立(ムベンデ県・ワキソ県)

ムベンデ県、ワキソ県の各校で合計20の月経衛生管理クラブを設立した(ブタンバラ県では先月に設立)。月経衛生管理クラブは女子10名、男子5名とし、そのうち女子1名が部長となり、男子1名が補佐として学校での月経衛生管理活動を動員する。ほとんどの学校はコミュニティ会合の中でクラブを結成したが、ムベンデ県のChrist the King初等学校、Katega初等学校はコミュニティ会合を前月に終えていたため、学校に協力を仰ぎクラブを結成した。教員の手助けのもと各県で300名(女子200名、男子100名)のクラブ員が選抜され、役割や責任に関する認識を促した後に以下の集合写真を撮影した。

 

<ムベンデ県>


  

<ワキソ県>


 

3.   女子の教育推進、布ナプキン利用者の増加を目的としたラジオスポットメッセージ(コマーシャル)の放送

月経時の衛生管理、女子生徒の教育、生理用布ナプキンに関するラジオスポットメッセージを以下のように放送した。

·         ムベンデ県:Luna FM 16回 )

·         ワキソ県: Voice Kiryagonja 12回)

·         ブタンバラ県:Voice of ButendVoice of Kikambwe(毎日繰り返しで1011回)

 

Ø  反響

·         適切な月経衛生管理に関するメッセージがラジオを通して地域住民に届いており、月経衛生管理の知識や情報を伝達する手段として機能している。

·         ラジオからのメッセージが月経衛生管理を女性だけの問題とするのではなく男性にも役割があることを再認識させる手助けとなっていることを特に女性の地域住民が証言している。

 

4.   Happy-Padプロモーションセンターでのナプキン作成トレーニング

7月は13歳~17歳の学生、合計で92名(男子33名、女子59名)に対しトレーニングを行った。トレーニングはHappy-Padプロモーションセンターで毎週月曜~土曜に実施しており、現在も継続中である。これまでに合計122枚のナプキンを作成した。ナプキン作成に関する普及活動も地域で実施しており、68名(男性27名、女性41名)の住民が参加した。

 

反響

·         周囲の男性や男の子たちの態度が、月経中の女子に対して無関心でいるのではなく、サポートしようとする方向に変わりつつある。

·         使い捨てナプキンと比較して、当センターで作成するナプキンは費用対効果が高い点から男子も女子も興味を示している。

·         スマートで柔らかく、快適な布ナプキンを作るために必要な材料に関して女性、男性の両方が理解するようになった。

 


 

5.   ラジオトークショーの実施(ブタンバラ県)

7月10日にラジオ「Voice of Butende」 、「Voice of Kikambwe」でトークショーを実施し、適切な月経衛生管理やそれぞれが持つ責任において地域に啓発を行った。

Ø  トークショーの主な内容

·        子どもの月経衛生管理の問題における保護者の責任について再認識させること。

·        間違った偏見のない自由な環境の中で女子が成長できるよう、宗教指導者や学校関係者の責任や関りを強化し環境改善に努めること。

 


 

6.   学校衛生施設の視察

ムベンデ県とワキソ県ではコミュニティ会合の際に視察を行った。施設の状態が維持されている学校や衛生状況が改善した学校もあった。ブタンバラ県ではBuleNkokomaKiwalaNtolomwe NawangoKayenjeKitagobwa7校を訪問し、事前に通知することなく視察を行ったが施設の状態は良く、衛生状況も維持されていた。また、設立した10校の月経衛生管理クラブのうち6校はきちんと機能していたが、2校は中程度、2校は活動を停止していた。評価ツールを取り入れている学校は10校中4校のみであり、うまく活用されていなかった。

 

<ムベンデ県>

 



<ワキソ>

効果的な影響と教訓



今後の課題とその取り組み






過去の報告書一覧はこちらです↓↓
「生理で学校に行けなくなる女子学生の教育環境改善事業」事業報告書一覧


※本プロジェクトはJICAの草の根協力支援型として実施しています。


*GBNのFacebookページはこちら