ミーティング中の環境保全グループとSORAKチーム |
<各活動の進捗状況>
活動1.1情報やメッセージを地区全体に届けられるコミュニティラジオのシステムの導入
GBNチームは8月3日にチバリンガ準郡にあるLuna FM放送局を視察訪問した。
活動 1.2 地区住民に向けての環境教育トークショー(30分間/日)
広範囲への啓発のために、7月13~15日に「Voice of Lusalira」メガホンラジオと、小さなメガホンを通して環境保全グループとラジオディレクターが30分間のトークショーを3回実施した。ゴミ箱の利用方法に関する啓発を行うと同時に地区内でゴミ箱が利用可能となること、またその設置日が7月16日であることを住民に知らせた。
活動 1.3 環境教育及び啓発活動を宣伝するラジオコマーシャルの放送(1日5回)
衛生状況の改善を目的にチバリンガ準郡の「Luna FM」ラジオ局を通して適切なゴミの処理方法を啓発している。地区内の住民に確実に基礎知識をつけるべく、以下のコマーシャルメッセージを1日5回放送している。
ウガンダの皆さん、ゴミの廃棄をきちんとしないことは、各家庭においても地域においても悪影響であることをご存じでしょうか。不適切なゴミの廃棄はコレラや下痢などの深刻な病気の原因となり、私たちの生活に害を与えます。ゴミの焼却もまた、どのような方法であっても環境破壊につながります。 SORAKはリサイクルや分別などゴミの管理方法を住民に啓発し、またゴミ箱を設置し、収集車でゴミを回収し分類やリサイクルをすることで清掃活動を支援してまいります。ルサリラ地区の皆様、ともに活動し地域の衛生状態改善に取り組んでいきましょう。 以上、Global Bridge Network-Japan並びにSORAKからのメッセージでした。 |
活動 2.1 ゴミの分別と安全な処理を目的に、ごみ箱2個ずつ5か所への設置
7月16日に地域の指導者、環境保全グループ、SORAKチームは地域住民に使用方法を説明した上でごみ箱2個ずつを5か所に、合計10個のごみ箱を設置した。2つのうちの1つは分解する有機廃棄物に使用し、もう1つはリサイクルできる廃棄物用にした。現在はまだ分別の監視を継続中であるが、きちんと分別ができるようになれば、SORAKがボランティア員とともに有機ごみを堆肥に加工していく計画である。
GBNチームがごみ箱設置場所5か所を視察訪問
8月3日、GBNチームと共にごみ箱が設置場所を視察し、指定の場所にごみ箱が適切に設置されているのかを確認して回った。その後GBNチームは視察を通して気づいたことについて動画編集者からインタビューを受けた。
活動 3.1 廃棄物の投棄や分別を監視する地域の環境保全グループ
7月12日、ごみ箱の設置開始に際して環境保全グループはSORAKの事務所でミーティングを持った。ミーティングの主な目的は適切なゴミ処理の方法に関する課題を議論し、また啓発を広範囲に行うなどの安全なごみ処理に必要な事前準備をしておくことであった。
ミーティングで議論された内容
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地区長は環境保全グループが事業を改善していくために地域の指導者たちと常に協力していくべきであると助言した。
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環境保全グループ員は10個のごみ箱では地区内全てのごみを収集できないとして、より多くのごみ箱を要望した。
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環境オフィサーは使用可能な別のごみ箱を代用するように提案した。
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ごみ箱の正しい利用方法を住民に知らせるため、啓発運動を3日間行うべきであると環境保全グループ員が提案した。
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ごみ箱の盗難を防ぐため、ごみ箱に穴をあけるべきであるとの提案があった。
活動3.2 廃棄物の投棄を規制する条例の制定とその強化
GBNチームは8月3日にチバリンガ準郡ホールを訪問し、条例に基づいた環境保全事業、及び事業の成果に関して準郡の指導者たちからヒアリングを行った。
ミーティングでは活動がもたらした効果的な影響を評価し、事業に関するフィードバックを指導者たちからもらうことができた。また、どのようにこの活動を継続していくべきか今後の方針について提案が出された。
<事業による効果的な影響およびもたらした変化>
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環境保全グループの全メンバーがごみ箱設置開始前ミーティングに参加してくれた。また、地域をきれいにする活動に感謝しており、今後もSORAKと協力していくことを約束してくれた。
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指導者たちが事業に対して協力的であり、快く成果などを共有する姿勢であることがチバリンガ準郡ホールでのGBNチームの視察訪問の際に分かった。
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ルサリラ地区長は、ミーティングの際に衛生に関連した彼自身の体験を共有し、地区内の衛生状況を改善するために尽力するSORAK及びGBNに感謝を示した。
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地域住民や指導者たちは地域に対する素晴らしい支援、またムベンデ県を訪問したことにおいてGBNに感謝を示した。
<直面した問題 >
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ごみの分別方法に問題があり、住民たちが食べ物の皮などの有機廃棄物とペットボトルなどのリサイクル廃棄物をきちんと分別できず、ごみが混ざってしまった。今後分別の重要性を唱える啓発活動を行う必要がある。
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住民や指導者たちから、住民数に対してごみ箱が小さい・少ないなどの声が上がり、より多くのごみ箱を要求されたが、GBN代表は自分たちで入手できるもので代用するように提案した。
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チバリンガ準郡のラジオ局「Luna FM」では非常に限られた時間しか滞在できず、適切なごみ処理方法に関するスピーチをする時間が取れなかった。
<教訓>
· 環境保全グループをはじめ地域住民や地域指導者のほとんどが、地域の生活状況を向上する素晴らしい活動を実施しているGBNとSORAKに感謝していた。
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