こんにちは、Global Bridge Networkです!
ご報告が遅くなってしまいましたが、4月10日、11日に布ナプキンの作成ワークショップと生理時の衛生管理ワークショップをウガンダのムベンデ県で実施しました!
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男性教員も参加し、月経時の衛生管理について話し合った内容を発表している |
このプロジェクトの目的は、生徒、保護者、教員たちが自分たちで布ナプキンを作り、正しく生理における衛生管理をできるようになることです。
そして今回のワークショップの後に目指す姿は以下の3つ。
・布ナプキンを作れるようになる。
・生理時の衛生管理についてきちんと理解し、同級生や家族に説明できる。
・生理時の衛生管理について、それぞれの立場で役割と責任について理解する。
対象3校から、生徒30名(女子生徒21名、男子生徒9名)、教員6名、保護者3名の計39名が参加しました。
今回の取り組みでハイライトしたい点は、何といっても男の子を参加させたことです!
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月経時の衛生管理における、保護者の役割と責任に関するグループディスカッション |
女子生徒のみではなく男子生徒も参加させることで、月経に対する正しい理解を深め、生理中の女性に対する偏見や女の子をからかうことを無くすことに繋がります。
また、ミシンを持っている保護者に参加してもらい、今後は自分たちで布ナプキンを作成して使用できるようになること、将来的には布ナプキンの販売による収入向上にも繋がることを目指しています。
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ミシンを所有するテーラー兼保護者が布ナプキン作成のデモンストレーションに参加した |
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材料を裁断している保護者 |
今回のワークショップでは、グループディスカッションや質疑応答、グループ発表などにより全員が参加できるようにし、互いの経験談を共有するなど、より理解が深まるように工夫しました。
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月経時の衛生管理におけるそれぞれの役割と責任について、グループで話し合った内容を発表 |
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月経時に女の子がどのように感じているか議題を提示する女子生徒 |
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グループをリードする女子生徒 |
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布ナプキンの作り方を実演するトレーナー |
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生理用ナプキンの使い方を実演するトレーナー |
最初は恥ずかしがっていた男子生徒も、月経に関する正しい知識を身につけていくにつれて、自然とグループワークなどでも発言するようになるなど、大きな変化が見られるように…!
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月経時の衛生管理における男の子の関わり方について発表する男子生徒 |
また、各参加者もそれぞれの立場における役割や責任(※)も認識することが出来ました。
※各々の役割と責任とは
・子ども:月経の周期の把握、ナプキンの処分、使い捨て及び布ナプキンの管理と扱い方(使い捨てナプキンの処分、布ナプキンを洗って乾かす方法など)について正しい知識を得るなど。
・保護者:子どもに生理用品を与える、生理について話す、プライベートな場所を与えるような環境づくりなど。
・教員:トイレを男女別にする、急に生理になった生徒にナプキンを提供できるように学校に生理用品をストックするなど。
このワークショップを通じて出た今後の提案の一つには、布ナプキン購入の資金を持っているのは保護者であるため、継続的な月経の衛生管理のイニシアティブを達成するには保護者との連携が必須であるということでした。
参加者による評価結果の中には、
「布ナプキンを作成する材料が手に入れば、今回身につけた新たなスキルを今後活かしていける」と回答した人が39人中30人、
「この取り組みを他の学校にも広げ、より多くの女の子たちにも受講できるようにする」と提案をしてくれた参加者も39人中35人いました。
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一日目のトレーニングで学んだことを二日目にレビュー |
トレーニング終了後、参加者たちは月経時の衛生管理における重要な点や、各立場における役割も理解でき、今回のトレーニングは大変意義のあるものとなりました。
布ナプキンの使い方を男の子たちもしっかり聞いている楽しそうな動画が届きました!!
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より詳しく知りたい方は、こちらのレポートをご覧ください!
*このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。