「ウガンダのムベンデ県にてレモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業」について、2018年度の第2期における7回目の活動報告です。
ブリケット炭
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さて、今回は2019年1月~新たにスタートした事業「活動3.6 ブリケット炭生産事業の立ち上げ」、また「活動3.7 ブリケット炭生産のための固形廃棄物の回収」についてご報告します。
~この活動は使用済みレモングラスの有効活用にもなります!~
<概要>
エッセンシャルオイル抽出後に残るレモングラスの廃棄物を利用するため、ブリケット炭(生ごみ等の有機廃棄物から製造される炭)の生産を開始した。ブリケット炭は、従来の木炭や薪の代わりに調理用の燃料として使えるので、木炭のための森林伐採が減り、森林保護に繋がる。また、ブリケット炭の生産を行う事でSORAKが活動する地域の廃棄物(穀物)を管理する事も可能になる。
<活動3.6 ブリケット炭生産事業立ち上げ>
1.
プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検討を行った。
2.
首都カンパラからブリケット炭生産の機械をムベンデへ輸送・設営。
3.
建材の調達、日よけスペース(小屋)とブリケット炭の乾燥場の組み立て。
4.
生産機械の設営と、試験運用。
5.
ブリケット炭の販売とマーケティングについてのスタッフトレーニング。
<活動3.7 周辺地域の農家からトウモロコシのゴミなどの廃棄物を回収>
1. 20戸の農家にSORAKへ固形廃棄物を提供するよう承諾を得る。
2. SORAKの廃棄物回収スタッフは、村から60トンの固形廃棄物を回収した。
3. 回収スタッフは、SORAKのブリケット炭生産場へ廃棄物を搬入した。
ブリケット炭生産の機械を輸送車に積み込む |
乾燥場の建設地を準備 |
乾燥機の組み立て |
ブリケット炭販売のトレーニングを実施 |
回収した廃棄物 |
有機廃棄物から炭をつくる
混合物から炭を取り出す |
研修生がブリケット炭の生産機械について学んでいる |
<成果>
Ø ブリケット炭の生産・事業に関するトレーニングマニュアルを入手。
Ø ブリケット炭の生産と、コミュニティや他消費者へ販売活動を行う機会を若者に提供。
Ø 捨てるか焼却していた穀物の廃棄物を買い取る事で、農家は収入を得られるようになった。
Ø 従来の木炭、薪の代わりにブリケット炭を使う家庭が増えれば、木々の伐採が減り、森林保護に繋がる。
Ø 十分な固形廃棄物を回収し、継続的にブリケット炭が生産できるように保管。
活動の詳しい内容はこちらをご覧ください。
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